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2022年5月16日 (月)

第27回島村渡船フェスタ旅行記

 支店長の湯浅でございます。今回は5月15日に群馬・伊勢崎市で開催された第27回島村渡船フェスタ旅行記を公開します。

 今年で9年連続9回目(ただし、中止となった25回と26回を除く)の参加となりました。なお、過去の参加記録は以下をご参照ください。

 

002・第17回島村渡船フェスタ(2012年)の様子は『渡船が結ぶもの ~関東に残る渡し船の記録~』にてご覧ください。

・第18回島村渡船フェスタ(2013年)の様子はこちら

・第19回島村渡船フェスタ(2014年)の様子はこちら

・第20島村渡船フェスタ(2015年)の様子はこちら

・第21回島村渡船フェスタ(2016年)の様子はこちら

・第22回島村渡船フェスタ(2017年)の様子はこちら

・第23回島村渡船フェスタ(2018年)の様子はこちら

・第24回島村渡船フェスタ(2019年)の様子はこちら

・第25回(2020年)と第26回(2021年)は中止です。

 

 

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 今回もいつもと同様に東武伊勢崎線の境町駅からスタート。ただ、シャトルバスは休止中(バス停は残っていますが、実質的に廃止のような……)でコミュニティバスは開会時間の9時00分に間に合わないということで、久しぶりに駅から会場まで徒歩で移動します。いやぁ、近年はバスで会場近くまで移動していたので、徒歩移動は何年ぶりでしょうか。

 ちなみに自宅の出発は朝4時台で、最寄り駅まで数キロの徒歩移動。境町駅へ到着後も数キロの徒歩移動なので、久しぶりに筋肉痛になりそうですな~、ハッハッハ♪

 それと第25回と第26回が中止ということで、境町駅周辺を訪れるのは3年ぶりとなります。そのため、町の様子も歩きながら観察することにします。

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 さて、まずは駅前ですが、コミュニティバスのバス停(境町駅南口)の位置が変わっていました。レンガ倉庫の横となっております。経由する路線も大幅に変更となっていますので、皆様もご利用の際にはご注意ください。コミュニティバス『あおぞら』の運賃は200円(全路線が1日乗り放題)です。

 

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 境町駅の到着後は会場の水辺プラザ公園(島村渡船場の横にあります)へ向かって徒歩で出発。何度も来ている関係上、経路はすでに分かっているので、その通りに進んでいきます。途中には新しい道が出来ていたり、廃業になった商店があったり。まぁ、それでもメインルートは変わっておりません。

 そして『島村渡船フェスタ』の黄色い幟や看板は今回も沿線にありました。それを見ると今年は開催されたんだなぁと感慨深いものがありますねぇ。

 

 その後、中島橋を渡ると、今回の会場まではもうすぐ。また、その手前では交通整理をしている方がいらっしゃって、周囲の道路は場所によって一方通行の措置がとられていました(これはいつもと同じ)。

 そのため、私がその方(警察のOBさんっぽい)に、

「人間は通っても大丈夫ですか~?」

 と、たずねると、

「人間はどうぞ~」

 ということで、そこを通って会場へ到着となりました。8時30分ごろだったと思います。

 

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 この時、水辺プラザ公園の駐車場ではロコドル(地域アイドル)みたいな女性集団とすれ違ったんですよね。

 私はその分野に疎いので、たぶんそうだろうなーくらいの感覚ですけど(帰宅後にネットで見て『あー、あの時にすれ違った子たちっぽい?』みたいな。ただ、会場には高校生くらいの女の子もいたので、そっちかもしんない)。

 

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 で、イベント開始までまだ時間があるので、このタイミングを利用して渡船場(左岸)の様子を見に行ってきました。すると河川敷の一部は例年通り駐車場として利用されていましたが、規模はやはり小さかったですね……。

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 なお、船頭さんの小屋は土手の上にそのまま残ってました。案内看板などもそのまま。ただ、船着き場は荒れ果てていて、無残な感じです。その時に車の屋根にカヌーを積んでやってきていた人たちもいたのですが、その惨状を見てカヌーをやらずに帰っていったようです(会場へ戻る時にその車が去っていった)。

 あるいは今回のイベントでは渡船や自衛隊の船の乗船など、川関連のイベントがないのを知らなかったのかも?

 

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 こうして左岸の確認を終え、会場へ戻って自衛隊の車輌などを拝見していると、ようやくステージでのイベントがスタート。その後は警察の白バイを拝見したり(警察官の方と少しお話をしました)、ゆるキャラのくわまるの写真を撮らせていただくなどして過ごし、シャトルバスで右岸(南側)へ移動です。

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 こちらでは世界遺産の田島弥平旧宅関連のイベントがいくつか開催されています。いつものように建物の公開などがおこなわれていましたが、左岸(北側)と比べるとご年配の方が多かった印象ですね。お子様連れは少なかったかなぁ。

 

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 それと門の改修がおこなわれている関係なのか、今回は漆喰塗りの体験が出来ました。せっかくなので塗らせていただきましたよ~。プロの皆様の作業を見させていただきましたが、実際にやるのは難しい……(当たり前)。

 その時にベテランさんから聞いた話だと、5年くらいやればうまく塗れるとおっしゃってました。また、若手さんにも漆喰に関してのことを聞いたり、私は皆様に質問したり、大変勉強になりました。

 

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20220516019  建物の方では生きてる蚕がいるなど、展示の種類や内容も少しずつ変化していて楽しかったです。何回も参加していますが、今回初めて知った事実もあって、1回だけじゃ分からないこともたくさんあるんだなぁとあらためて思ったり。

 なお、漆喰塗り体験をしたあとはスタンプラリーをして、記念品をいただきました。このスタンプラリーの対象となっている場所では内部を公開しているところもあり、それを見るのも今回が初めてでしたねー。急な階段を上り下りしたり、なぜかパチンコ大放出だったり。

 

 そしてスタンプラリーのあとは旧小学校の案内所に寄り、右岸の渡船場へ。こちらも左岸と同様に看板関係は残ってましたが、船着き場では船を呼ぶための旗を揚げるポールが撤去されてました。なんか富田渡船のことを思い出します。あちらも土台しか痕跡がなくなってましたが、そうなっていくんでしょうかねぇ……。

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 こうして渡船場を確認すると、あとは境町駅へ戻るだけ。ここから境町駅への移動ではコミュニティバスに乗りましたが、運転手さんの話だと、なんか制度や運行会社の事情が4月から変わったっぽいです(内容は秘密♪)。そのため、どうなるのかしばらく経過を見守ろうと思ってます。

 ――今回はこんな感じです。ネット上では左岸やロコドルさん関係の情報が多いようですが、右岸も何度来ても面白いと思うので、皆様も次の機会にはぜひ!

 

 

 次回の更新は未定ですが、5月~6月の間に文学フリマ関連のご報告などをする予定です。

 本日もご来店いただき、ありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。

 

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2019年5月21日 (火)

第24回島村渡船フェスタ旅行記

 支店長の湯浅でございます。今回は5月19日に群馬・伊勢崎市で開催された第24回島村渡船フェスタ旅行記を公開します。

 今年で8年連続8回目の参加となりました。なお、過去の参加記録は以下をご参照ください。

 

002・第17回島村渡船フェスタ(2012年)の様子は『渡船が結ぶもの ~関東に残る渡し船の記録~』にてご覧ください。

・第18回島村渡船フェスタ(2013年)の様子はこちら

・第19回島村渡船フェスタ(2014年)の様子はこちら

・第20島村渡船フェスタ(2015年)の様子はこちら

・第21回島村渡船フェスタ(2016年)の様子はこちら

・第22回島村渡船フェスタ(2017年)の様子はこちら

・第23回島村渡船フェスタ(2018年)の様子はこちら

 

24001   今回もスタート地点は東武伊勢崎線の境町駅。ただ、昨年度までは通年で土休日に運行されていた観光シャトルバスですが、今年度から休止となってしまいました。やはり利用者が少なかったんでしょうかねぇ。でもご安心を。島村渡船フェスタ開催日は運行されるということでひと安心です。

 まぁ、これが来年度以降も継続されるとは限らないので、それが心配ですよね。そうなると、また徒歩で会場まで移動しなければなりますから。

 ちなみに島村渡船フェスタの開催日に限っては、バスの利用者は増えております。なんとか継続していただければありがたいんですけどね。

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 今回、観光シャトルで使用されていたのは、運行している国際十王交通の一般車両(伊勢崎駅~東京福祉大学~本庄駅~本庄早稲田駅の系統で運用されているもの)。昨年度まではラッピングのある専用車両だったんですけど、そこも変更になってしまったようです。

 車体側面には『貸切』のシールを貼って対応していました。また、前乗り中降り仕様にするため、前ドアには『入口』、中ドアには『出口』のシールが貼られていました(一般路線での使用時は中乗り前降り)。

 そのほかの変更点としては、以前の観光シャトルバスでは停車していた中島会議所が通過になったことでしょうか。ま、地元の人以外はほとんど乗り降りしないでしょうからね。ちなみに伊勢崎市コミュニティバス『あおぞら』は中島会議所などにも停車します。

 さて、今回も会場の最寄りの利根川水辺プラザ公園で下車。ここでは駐車場のおじさんと少し会話をさせていただきました。付近の住民の方で、島村渡船に乗って学校に通っていたそうです。

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 その後、土手を越えて河川敷へ。会場のレイアウトは今年も変わり、やや横長になりました。また、焼きまんじゅうがなくなったことや新たにステージができたこと、南岸(川の向こう側)の会場でイベントが開かれるようになったことなどが変更点です。

 会場到着後は伊勢崎市議の定方さんと再会し、ご挨拶をさせていただきました。今回は用事があるということで、この場でお別れをして、私は自衛隊のボートで利根川遊覧へ向かいました。この遊覧乗船では一番前の席になりまして、水しぶきがモロにかかるという結果に。ま、涼しくていいんですけどね。

24008 24005  なお、渡船の乗船は相変わらず物凄い行列なので、連絡バスで南岸へ向かい、そちらから乗車することにします。これ、定番というか、これをしないと待ち時間が1時間近くになって、ほかに何も見学できなくなってしまいますので。

 バスで南岸に到着後は、久しぶりに田島弥平旧宅の周辺を見学。説明も聴いてきました。

 周辺には色々と新しい施設ができていたり、イベントが開催されていたり、変わっていた点が多かったです。今後どんな変化があるのか楽しみですので、またここに訪れたいですね。

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 なお、小学校が廃校になったという話を以前の旅行記で書きましたが、そこは新たに田島弥平旧宅の案内所として活用されていました。

 見学を終えたあとは島村渡船へ乗船。待ち時間は十分程度でした。やはりこちら側から乗るのがベターですね。

 北岸の会場へ戻ったあとは、次の目的地へ向かいます。今回は伊勢崎市のお隣にある太田市の世良田へ。ここには徳川氏(将軍家)の発祥とされている新田系世良田氏の領地と東照宮などがあるのです。ちなみに発祥と『されている』というのは、徳川家康が新田系の清和源氏であるという家系図を作ったからであり、ここが少し怪しいという研究があるためです。

24015  東照宮などがある場所の最寄り駅は境町駅の隣の世良田駅。でもちょっとお待ちを。伊勢崎市コミュニティバス『あおぞら』の『境シャトル』の上武大橋北停留所からなら、もっと近いのです。そこで会場から少し歩いて境島村北公園から『境シャトル』に乗ります。ここは以前にも利用した場所です。

 ちなみに会場の最寄りは北向会議所ですので、私のようにバスを長く楽しみたいという人以外はそちらをご利用ください。

 伊勢崎市コミュニティバスは以前は無料で利用できましたが、現在は運賃が必要(1日200円で乗り放題)になっています。ただ、私は東武鉄道の『ふらっと両毛 東武フリーパス』を利用しているので、パスを提示すれば無料で乗れます。

24017 24018  上武大橋北で下車したあとは、そのまま北へ。このバス停のそばの交差点が伊勢崎市と太田市の市境になっています。

 この道を進むと程なく世良田東照宮に到着です。この付近にはお寺や郷土資料館などがあるので、そちらに立ち寄るのも良いでしょう。ただ、今回の私は時間がないので、スポットを絞って見学させていただきました。

 ちなみに平日であれば、太田駅から太田市コミュニティバス『尾島線』が運行されています。最寄りのバス停は終点の尾島歴史公園です。その公園の一角に東照宮などがあります。土休日は私のようなルートか、世良田駅から徒歩で移動する必要があります。タクシーでもいいですけど……。

 この土休日運休というのは、『地方のコミュニティバスあるある』ですね。しかも運行本数も限られているので、皆様がご利用になる際には時間をご確認ください。

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 こちらに参拝したあとは東照宮内を拝観し、御朱印もいただきました。また、東照宮の隣にある長楽寺も見学しました。

 長楽寺には鐘があって、控えめに叩かせていただきました。

 その後は世良田駅へ向かって歩いていきます。『境シャトル』は数時間待たないと次の便が来ませんからね。

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 この途中、八坂神社にも参拝させていただきました。こちらの神社もおもむきがあって良いです。御朱印もいただきました。

 こちらの神社では月替わりの御朱印もあるそうなので、何回か訪れるのも楽しいかもしれません。

 八坂神社に立ち寄ったあとはひたすら世良田駅を目指します。それにしても、歩いている人がいませんねぇ。みんな自動車での移動のようです。公共交通機関がないから当然といえば当然ですが、この問題を解決しないと高齢者の免許の自主返納は進まないと思います。

 こうして世良田駅へ到着後は東武伊勢崎線へ乗ったのでした。

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 今回も帽子を着用していたのですが、露出している腕などはばっちり日焼けしていましたね。それと河川敷は砂埃が結構ありました。雨で足下がぐちゃぐちゃというのも大変ですが、この日差しと風もなかなか大変です。

 さて、来年はどうなっていることでしょうか? また、島村渡船フェスタのあとにはどこを巡りましょうか?

 いずれにしても、無事に参加できるといいんですけどね。今年の旅行記はこんな感じでおしまいです。

  

 

 次回の更新は6月中の予定です。近況報告をする予定です。

 本日もご来店いただき、ありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。

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2018年5月21日 (月)

第23回島村渡船フェスタ旅行記

 いらっしゃいませっ! 支店長の湯浅でございます。

 

 毎年恒例となっておりますが、2018年5月20日に群馬県伊勢崎市境島村で開催された島村渡船フェスタへ行ってきましたのでその様子をご紹介します。

 今年で7年連続7回目の参加となりました。なお、過去の参加記録は以下をご参照ください。

002・第17回島村渡船フェスタ(2012年)の様子は『渡船が結ぶもの ~関東に残る渡し船の記録~』にてご覧ください。

・第18回島村渡船フェスタ(2013年)の様子はこちら

・第19回島村渡船フェスタ(2014年)の様子はこちら

・第20島村渡船フェスタ(2015年)の様子はこちら

・第21回島村渡船フェスタ(2016年)の様子はこちら

・第22回島村渡船フェスタ(2017年)の様子はこちら

 

20180022018003 今回もスタート地点は会場の最寄り駅である東武伊勢崎線の境町駅。ここから観光シャトルバス(土曜日・休日のみ運行/無料)に乗って利根川水辺プラザ公園まで向かいます。そこが会場の最寄りバス停となっています。第1便の発車時刻は9時25分。

 シャトルバスについてはこちらをご覧ください。

 

 

2018001 なお、コミュニティバスもありますが、時間が合わないので利用するのは難しくなっています。また、以前は無料でしたが、こちらは今年の4月から有料となりました(それでも1日200円で乗り放題なので安いことには変わりありませんが)。

 また、東武鉄道の『ふらっと両毛 東武フリーパス』を提示すれば無料で利用できます。ちなみに私は今回もこの乗車券のお世話になりました。

 シャトルバスには私以外に60代くらいの老夫婦と30代くらいの男性が乗車。昨年と比べて利用者は増えています。もっともっと利用してもらいたいですね。なくなってしまうのは寂しいですから。

 

201800420180052018006 さて、利根川水辺プラザ公園には数分で到着。土手を越えた向こう側が会場です。河川敷の駐車場には会場のある北岸と世界遺産『田島弥平旧宅』のある南岸を結ぶ臨時バスの姿も。

 今回は渡船乗船が会場のある北岸のみの遊覧乗船となっているので、このバスが北岸と南岸を行き来する唯一の手段です。もっとも、多くの来場者は自動車でいらっしゃっているので、そちらを利用する方も多いかもしれませんが……。

20180082018007_2 ちなみになぜ今年は渡船への乗船が北岸のみなのかというと、川の増水によって南岸の渡船場が使えない状態だからだそうです。

 確かに毎年ここへ来る度に渡船場の位置や川の形が変わっているんですよね。それだけ水の力が強いということでもあります。

 

20180102018009_3 会場に着くとちょうど来賓の方々のご挨拶が終わり、いつものように伊勢崎市議会議員の定方さんと再会してご挨拶。今年の4月の選挙で当選7回となり、まだまだパワフルにご活躍のようでした。

 

 その後、会場で同じく市議会議員の多田さんともお会いしてご挨拶し、自衛隊ボートへの乗船。さらに焼きまんじゅうの試食をしたあとは、定方さんのご厚意で近くを案内していただけることとなりました。

 

2018013 最初に向かったのは深谷市にある尾高惇忠の生家です。一昨年には渋沢栄一の旧邸『中の家(なかんち)』をご案内いただきましたので、今回はその近くにあるこちらへ行こうということになった次第です。

 尾高惇忠は渋沢栄一の先生で、いとこかつ義兄弟。また、富岡製糸場の初代場長です。

 しかも吉田松陰と同い年で、同じように人々に勉強を教えていたという人物でもあります。

 

 

2018012 こちらの建物には案内の方がいらっしゃって、色々なお話を伺いました。

 それによるともともと尾高惇忠は高崎城を攻め落とそうと画策していたらしかったのですが、渋沢栄一が一橋慶喜と縁があって家臣になってしまったので結局は断念したということです。

 ただ、それがきっかけで西洋文化と触れることとなり、ひょうたんから駒だったという面もあるので人生どうなるか分かりませんね。

 

 

2018014_2 また、渋沢栄一は藍玉で財を成したということで、その実物も見せていただきました。それまでは徳島の専売だった藍玉の製法が関東に伝わり、それによって儲けたそうです。

 ただ、その後はインドからの化学染料によって藍玉そのものが衰退してしまい、渋沢栄一は絶妙のタイミングで儲けられたのだなぁと感じました。

 

2018011_2 この家には煉瓦の蔵もありました。でも実はその蔵は煉瓦だけで作られているのではなく、漆喰の表面に煉瓦が張られているだけだそうです。

 中では油を取り扱っていたとのこと。やはり燃えやすい木造家屋では危険ですからね。

 

 

 

20180152018016 次に向かったのは重要文化財となっている旧煉瓦製造施設です。こちらでは旧事務所とホフマン輪窯六号窯を拝見しました。

 深谷市の日本煉瓦製造といえば、東京駅の煉瓦などを作ったことで有名です。でも実は全てがここの煉瓦ではなく、一部は品川で作られたものも混ざっているとか。

 また、ホフマン輪窯というのは煉瓦を焼く際の窯の一種で、ひとつの窯で煉瓦を焼いている間に別の隣接した窯でも煉瓦を詰めたり余熱を送ったりして常に複数の行程が行える窯のことです。

 この六号窯は18か所に区切られていて、ひとつの区切り毎に上には石炭の粉(燃料)を入れる穴、下には煙を送る穴、煉瓦を出し入れする穴などがあります。

20180172018018 ここの現在の煙突はコンクリート製ですが、かつては煉瓦製だったとか。煙突の途中にある模様のようなものは、以前使われていた建物の屋根の形だそうです。

 さらにこの土地は周りを掘ると煉瓦に適した粘土が出るので、そういう意味でも最適な場所だったようです。

 

 

 

2018020 最後に向かったのは伊勢崎市の境町駅にほど近い場所にある赤レンガ倉庫。ここはかつて養蚕が盛んな時代に繭の保管庫として使われていたものです。

 今まで改修工事がおこなわれていて、今年の4月にオープンしました。現在は内部をフリースペースとして貸出をおこなっているそうです。

 こうして定方さんに色々と案内していただき、ここでお別れをしました。その節はありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 

2018021 なお、帰宅の際にはこの日を最後に引退が決まっている東武鉄道の1800系とも出会い今回の旅はこれで終了となりました。

 

 これでも書いたのはほんの一部です。まだまだ色々なお話を伺いましたし、ぜひ皆様にも実際に見ていただきたいです。皆様もお時間を作ってお出かけしてみてはいかがでしょうか?

 

 

 今回はこんな感じです。次回の更新は6月中の予定です。近況報告をしようと思っております。

 本日もご来店いただき、ありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。

 

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2017年5月23日 (火)

第22回島村渡船フェスタ旅行記

 いらっしゃいませっ! 支店長の湯浅でございます。

 

 今回は2017年5月21日に行なわれた『第22回島村渡船フェスタ』の旅行記を公開します。今年で6年連続6回目の参加となりました。

 また、島村渡船フェスタに参加したあとは、NKKの大河ドラマ『真田丸』でも登場した『犬伏の別れ』の地にも寄ってきましたので、その様子も併せて公開します。情報満載ですよーっ!

 

 なお、過去の参加記録は以下をご参照ください。

Soyosimamura・第17回島村渡船フェスタ(2012年)の様子は『特別編 島村渡船フェスタ旅行記』および『私鉄と路線バスで行く 1都5県渡船旅行記』にてご覧ください。

・第18回島村渡船フェスタ(2013年)の様子はこちら

・第19回島村渡船フェスタ(2014年)の様子はこちら

・第20島村渡船フェスタ(2015年)の様子はこちら

・第21回島村渡船フェスタ(2016年)の様子はこちら

 

 

 今回もスタートは東武伊勢崎線の境町駅――といきたいところですが、少しだけ出発前のお話。実は直前まで小説を書いていまして、睡眠時間ゼロの状態で電車に乗ることになりました。

20170012_2 しかもダイヤ改正の影響で、以前は太田まで直通していた列車が1日1本(早朝)となり、それに乗れなくなってしまったんですね。だから電車で寝ていこうにも去年までほどの睡眠時間は確保できなくなりました。

 それでも往路で乗る電車は館林まで行きますし、館林では伊勢崎行きに接続するので乗り換え回数は変わりません。

 

 では、ちょっとだけ小説のご紹介。

 最新作は『命の半分』 http://estar.jp/_novel_view?w=24643469 です。 

 ちなみに以前にご紹介した作品ですが、『苦手意識の変革記念日』『切られた桜と切れない想い』優秀作品に選ばれました。ありがとうございます。

 

2017001 さて、本題に戻りましょう。今回は新型特急『リバティ』も目撃しました。そして乗った電車では仮眠を取りながら館林へ。館林ではワンマン運行の伊勢崎行きへ乗り換えました。伊勢崎線では、この付近まで来ないと8000系を見ることが出来なくなってしまったんですよね。

 まぁ、亀戸線や大師線、野田線(決して『アーバンパークライン』なんて名称は使わないぞ!)では見ることが出来ますが……。

 

2017003 境町駅に着いたあとは、ちょっと懐が寂しかったのでおカネをおろしにJAバンクへ。うちの近所にある銀行のATMは、私が電車に乗る時間にやってなかったんです。コンビニだと手数料が高くてバカみたいですし。そこで境町駅の近くにあるJAバンクを利用しようと思ったわけですね。

 東京生まれ東京育ちの私にとって、JAは馴染みの薄い組織。初めて利用させていただきました。ちなみに境町駅の近くにある郵便局は日曜日にやっていないので、使えなかったんですよぉ……。

2017002_2 そのあとはいつものように観光シャトルバスで島村渡船フェスタ会場の横にある『利根川水辺プラザ公園』へ。

 今回は70代くらいのおばあさん2人が同乗しました。でももっともっと利用者が増えるといいですね。地元の方もたくさん利用してほしいです。なくなってしまってから後悔しても遅いのですから。

 なお、ここで去年と大きく異なっている事態に気付きました。それはこの駅前にあったタクシー会社の事務所が更地になっていたこと。写真で確認してみると、確かに去年の時点ではありました。

 また、バスの経路の途中では怪しげな中華料理店がなくなっていて、こちらも更地に。さらに駅の近くにあった煉瓦の施設も、修復・保存の作業が始まっていました。やはり一年経つと色々と変わるものです。

20170042017005 会場に着くと、今回もレイアウトが変更。毎年、少しずつ変化があるのが楽しいですね。

 そのあとはいつものように伊勢崎市議会議員の定方さんにご挨拶。お元気そうでなによりでした。やはり年に一度の顔見せですから、ご挨拶は欠かせません。

 

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 また、昨年は熊本地震の関係で自衛隊ボートの遊覧乗船が中止になったのですが、今年は再開となりました。

 いつものように乗ってきましたよ~。また、女性自衛官の方も何人かいらっしゃいました。皆様、日本の防衛と災害などの救助、そして国連の活動などお疲れ様でございます。

 

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 自衛隊ボートの次は焼きまんじゅうの試食。こちらも島村渡船フェスタでの大人気&恒例のイベントです。群馬県の皆様にとって、焼きまんじゅうはお馴染みの食べ物です。ほかにはおやきときんぴらおこわの試食もあり、そちらもいただきました。

 

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 ただ、今回はいつもと比べて人が少ないのか、どの試食も並ばずにもらえたようでした。やはり気温が高かったせいか、参加者が少なかったんでしょうかねぇ。

 会場の様子は写真をご覧ください。また、今回はなぜかクラッシックカーが来ていました。あれは何だったのでしょうか?

 

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 会場を一通り見たあとは、いよいよ渡船で対岸へ渡ります。いつもならメイン会場のある左岸(北側)と右岸(南側)を結ぶ臨時バスで右岸へ移動し、そこから渡船で左岸へ戻っています。でも今回は比較的空いていたので、左岸から渡船に乗ることにしました。それでも約1時間待ちましたけど……。

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2017025jpg2017026jpg 右岸に着くと、田島弥平旧宅やその近くの案内所へ。こちらも賑やかでした。

 今回はツアーが復活となっていたり、建物の内部の公開(昨年は公開されていなかった畳の下も!)もしていたり、スタンプラリーを開催していたり。見応えのある内容になっていました。

 もっとも、前述した場所へ行く予定があったので、すぐにここを離れることになってしまいましたけどね。

 まぁ、何度も来て見ていますのでまた今度ということで。

 

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 帰りは右岸からシャトルバスで境町駅へ戻り、伊勢崎線と佐野線を乗り継いで佐野へ。ちなみに乗り換えをした館林では気温が35℃を超え、猛暑日となったようですね。どうりで暑かったわけです。

 さて、佐野から向かうのは『犬伏の別れ』の地。ここは関ヶ原の戦いの直前に、真田昌幸・信之(信幸)・信繁が話し合いの末に西軍と東軍に別れたという場所。まさにその話し合いをしたという薬師堂がここにあるのです。

 最寄りのバス停は佐野市バス・犬伏線の『犬伏薬師堂西』なのですが、なにせ運行本数が少ない。しかもこの時点で犬伏線に乗って犬伏薬師堂西へ行ってしまうと、帰りのバスがありません。

 歩いて戻るにも3.5kmほどありますし、渡船フェスタで疲れた体にはキツイ。そこで私が考えたのが関東自動車(路線バス)の佐野新都市線を利用し、迂回して利用すること。

2017032jpg2017033jpg←左:佐野駅から佐野新都市線/右:イオンモール佐野新都市から犬伏線

 まずは『イオンモール佐野新都市』へ行き、そこから犬伏線に乗り換えます。すると犬伏薬師堂西で1時間ちょっとの滞在時間で、再びイオンモール佐野新都市へ行く便に乗れるのです。

 イオンモール佐野新都市から佐野駅の佐野新都市線は運行本数が多いので、乗り継ぎは容易です。ちなみに運賃ですが、私の利用していた東武鉄道の『ふらっと両毛 東武フリーパス』は、これらのバスに乗り放題なので追加料金はかかりません。

 参考までに、市バスは前払い均一運賃の300円、佐野新都市線の佐野駅~イオンモール佐野新都市は後払いで210円です。また、乗車も下車も前扉で兼用するというタイプなのが面白いですね。

 

【佐野駅到着時点での各バス時刻】

『犬伏線』のみを利用する場合

〈往路〉

・佐野駅 16時55分発→犬伏薬師堂西 17時16分着(12便・佐野新都市バスターミナル方面最終)

〈復路〉

この時刻以降は、どの方面のバスも運行がありません

 

『佐野新都市線』と『犬伏線』を乗り継ぐ場合

〈往路〉

・佐野駅 15時33分発→イオンモール佐野新都市 15時46分着(佐野新都市線)

・イオンモール佐野新都市 15時56分発→犬伏薬師堂西 16時01分着(犬伏線/11便・佐野駅方面最終)

〈復路〉

・犬伏薬師堂西 17時16分発→佐野新都市バスターミナル 17時38分着(犬伏線/12便・佐野新都市バスターミナル方面最終) ※イオンモール佐野新都市 および 佐野プレミアム・アウトレットでも乗り継ぎ可

・佐野新都市バスターミナル 17時49分発→佐野駅 18時12分着(佐野新都市線)

 

2017034jpg2017035jpg2017036jpg2017037jpg

 

 

 

 

2017039jpg_3 こうしてバスを乗り継ぎ、薬師堂に到着しました。大河ドラマの放送が終わっているせいか、静かに見学することが出来ました。近くには『別れ橋』というものもあったそうですが、現在は看板だけになっています。

 ちなみにこの薬師堂がある場所は、北関東最大の前方後円墳といわれている『米山古墳』となっています。一応、ぐるりと一周してみましたが、私有地となっているようなので入ることは出来ませんでした。

 薬師堂を見学したあとは犬伏線に乗り、終点の佐野新都市バスターミナルへ。こちらでも佐野新都市線に乗り継げます。ここにはジェイアールバス関東の支店もあり、高速バスが発着しています。

2017040jpg_22017041jpg ここから佐野駅へ戻り、この日の旅は終了となりました。

 ちなみに犬伏線の運転手さんは往路と同じ方でした。地方の運行本数が少ない路線だと、こういうことがよく起きます。

 例えば、以前に岩手県・遠野のカッパ淵へ行った時に乗った早池峰バスの土淵線も、同じような感じでしたしね。

 今回も帽子を被っていったのですが、肌が露出している腕や顔などは物凄く日焼けしてしまいました。さすがにこの時期は紫外線が強いですね~。

 今回の小旅行記はこんな感じです。一昨年は強風により渡船フェスタが午前中で打ちきりとなり、華蔵寺公園へ行きました。昨年は渋沢栄一の関係施設へ行きました。そして今年は犬伏に立ち寄りました。来年もどこかへ立ち寄ろうかなぁなんて思っています。

 イベントに参加した皆様、関係者の皆様、お疲れ様でした。

 

 さて、次回の更新は6月中の予定です。近況報告をします。

 本日もご来店いただき、ありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。

 

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2014年5月20日 (火)

今年も島村渡船フェスタに参加しました

 いらっしゃいませっ! 支店長の湯浅でございます。今回は2014年5月18日に群馬県伊勢崎市で開催された『第19回島村渡船フェスタ』に参加した際の記録を公開します。

05_2 一昨年の『第17回島村渡船フェスタ』に参加して旅行記を制作し、昨年もこのイベントに参加しました。
 今年は世界遺産『富岡製糸場と絹産業遺産群』の構成資産のひとつとして田島弥平旧宅が登録される見通しとなり、例年以上の賑わいが予想されますからね。

 なお、第17回島村渡船フェスタの旅行記(本)に関しては、左のカテゴリ『出版物案内(旅行記)』の中にある、

ちょっぴりおバカで かな~りほのぼの特別編 島村渡船フェスタ旅行記
https://soyo-bun.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-c212.html

ちょっぴりおバカで かな~りほのぼの 私鉄と路線バスで行く 1都5県 渡船旅行記
https://soyo-bun.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/15-50c6.html

をご覧ください。

 なお、昨年の第18回島村渡船フェスタの様子については、当ブログの過去の記事をご覧ください。
https://soyo-bun.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/2013-b6f6.html

20140519_018_2 旅のスタートは境町駅。今までと違うのは、ここから島村渡船や田島弥平旧宅へ無料の路線バスが運行されるようになったことです。
 以前から『境シャトル』というコミュニティバスが運行されていましたが、運行本数が少なく、イベント開催時間に合う便がありませんでした。帰りには前回参加時に利用しましたけどね(過去の記事を参照)。

 

Photo_7 この島村シャトルは土休日限定で運行され、専用のラッピングがされた車両が使用されています。
 私が利用したのは、境町駅南口9時25分発の便で、会場最寄りの『利根川水辺プラザ公園』まではほんの数分。昨年と一昨年は数十分かけてこの道のりを歩き、日焼けと暑さでヒーヒー言ってましたから、非常に助かります。

 ただ、この日の9時25分の便に境町駅から乗ったのは、私だけでした……。無料ですし、沿線の皆様も観光の皆様もどんどん利用して路線を残しましょう!

20140519_030_3 会場の前の道には、世界遺産に登録の見通しとなった田島弥平旧宅の幟がたくさん立っていました。昨年はICOMOSへの推薦という文面だったので、進行の度合いが確実に感じられます。

 入口で会場案内などを受け取ると、オープニングセレモニーを見に行きました。
 その直後、以前にもお世話になった伊勢崎市議の定方英一さんと再会。大歓迎していただきました。また、婦人部の皆様にもご挨拶をさせていただきました。定方さんのブログもぜひご覧になってみてください。

http://sadakata.asablo.jp/blog/2014/05/18/7314023

 

Photo_8 次は自衛隊ボートへ。自衛隊の皆様が利根川遊覧をしてくださり、島村渡船フェスタでも人気のコーナーです。
 さすがにイベントへ3回目の参加ということで、混み合うのが分かっていますからすぐに並びました。それでも30分くらいは待ちましたかねぇ。ちなみに混雑すると1時間待ちは普通です。

 

Photo_9  ボートに乗った後は焼きまんじゅうの体験コーナーへ。11時開始ということですが、準備の関係もあって少し前後します。こちらも人気のコーナーで、無料で焼きまんじゅうがいただけます。なくなり次第終了となります。

 これは自分で焼いて食べるもので、まんじゅうというよりはパンに使い食感ですね。味噌だれがおいしいですし、香ばしい香りも食欲をそそります。ただ、熱いのでやけどには注意が必要です。

 

01_4 焼きまんじゅうを食べ終えると、少し会場を散策。
 昨年の参加時は焼きまんじゅうしか食べないままでいたら、夕方まで食事が出来るタイミングがなかったという教訓から、焼きそばを購入してお腹を満たすことに。田島弥平旧宅のある南岸に行く臨時バスの時刻まで数十分ありましたしね。
 そして焼きそばを食べる場所を探していたら、ちょうど『きんぴらおこわ』と『おやき』の試食コーナーの配布が始まったのでそれをいただきました。伊勢崎市の水もいただき、これで昼食は完了です。

Photo_11 臨時バスは例年通り、水辺プラザ公園の駐車場にありました。私は発車時刻の10分前に行ったのですが、すでにたくさんの人が乗っています。
 結局、バスの発車時には補助席も全部埋まる満員状態となり、最後にいらっしゃった1人が乗れないという事態になりました。昨年、一昨年に利用した時はこんなに乗らなかったんですけどね。タイミングの問題でしょうか。

 

Photo_12 南岸に着いた後は田島弥平旧宅案内所に寄り、そのあとで旧宅へ。今年はツアーという形ではなく、各人がバラバラに旧宅に行ってそこにいるガイドの方に説明を受けるという形になっていました。
 個人的には昨年や一昨年のように、ツアーという形で訪れた人たち何人かが集まって散歩しながらガイドさんに説明してほしかったなぁと思いました。また、渡船場から案内所への道順案内にも分かりにくい部分があり、この点は残念に感じました。
 また、参加者は60代くらい以上の方ばかりで、50代以下の方はほとんどいませんでした。外国人の方もいらっしゃらなかったようです。世界遺産への登録後には、この点の対策が課題となるかもしれません。私の個人的な意見としては、もっと若い世代にこそ見ていただきたいのですけどね。
 見本桑園や旧宅などには案内看板が増え、分かりやすくなった点は良かったと思います。

Photo_13 旧宅の見学後は島村渡船で北岸へ戻り、シャトルバスで境町駅へ戻りました。

 今年の島村渡船フェスタはこんな感じです。世界遺産に実際に登録されたあととなる来年はどうなるのか、楽しみです。

 

 さて、次回の更新は6月中の予定です。近況報告をしようと思っています。

 本日もご来店いただき、ありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。

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2013年5月25日 (土)

続・島村渡船フェスタ旅行記 ~2013年も参加しました~

 いらっしゃいませっ! 支店長の湯浅でございます。今回は2013年5月19日に群馬県伊勢崎市境島村で開催された『第18回島村渡船フェスタ』に参加した際の旅行記を公開します。

05_2 ご存知の方もいらっしゃると思いますが、私は昨年の『第17回島村渡船フェスタ』に参加して旅行記を制作しました。今年はその際にお世話になった関係者の方へ御礼とご挨拶を兼ねて参加した次第です。

 なお、第17回島村渡船フェスタの旅行記(本)に関しては、左のカテゴリ『出版物案内(旅行記)』の中にある『ちょっぴりおバカで かな~りほのぼの特別編 島村渡船フェスタ旅行記』および『ちょっぴりおバカで かな~りほのぼの 私鉄と路線バスで行く 1都5県 渡船旅行記』をご覧ください。

 

001_2  では、今年の島村渡船フェスタの様子をご紹介します。スタート地点は昨年と同様、東武伊勢崎線・境町駅です。よく見てみると、駅名板が新しくなっていました。以前のものはだいぶ日焼けしていましたからねぇ。やはり1年経つと色々と変わるものです。

 道順は昨年と同じなので、迷うことなく進んでいきます。もちろん今回も徒歩ですよ。オープニングセレモニーに間に合う時間に会場へ着くには、それしか手段がありませんからね。まぁ、徒歩での旅はいつものことです。

 さて、歩いて行くと途中の中島橋のところで再び昨年と大きく違う点が! なんと昨年は工事中だった道路が開通していました。立派な十字路になっています。また、この辺りになると川から吹いてくる風が涼しく感じられます。思い返してみれば、昨年は真夏のような暑さでしたから、とても過ごしやすいです。

003 こうしていよいよ会場へ到着。『富岡製糸場と絹産業遺産群』が世界遺産への推薦が決まり、その幟が立っていました。ぜひ登録されてほしいものです。応援していますよっ!

 会場に着くと、まずは受付の前へ。そこで昨年お世話になった市議会議員さんを見つけたのですが、オープニングセレモニーの前ということもあってお忙しそうだったので、声をかけるのを遠慮してしまいました。

 後日、その話をすると『水くさいですよ! 声をかけてくれればよかったのに!』と言われてしまいました。今度、伊勢崎市へ行ったら遠慮せずに声をかけようと思います。その際にはよろしくお願いしますっ!

002 今回は旅行記として本にする予定はないので、気楽に会場を回りました。取材の旅とそうでない旅はやはり違いますからね。
 昨年は長い行列で諦めた『焼きまんじゅうの試食』ですが、今年はブースの開始時刻が昨年よりも遅かったということもあって前の方に並べましたっ! 並んでいる途中、後ろにいた60代くらいのおじいさんと世間話をしていたので、楽しかったですし。今回もステキな出会いがありました。
 焼きまんじゅうは味噌の味がベストマッチしていておいしかったです。ただ、焼きたてだったので、思った以上に口が熱かったです……。

 
005_2  自衛隊のボートにも乗ってきました。昨年はこの列で市議会議員さんと出会ったんですよね。今年は制服を着ての記念撮影コーナーがなくてちょっと残念です。その代わり、会場入口の警察コーナーではパトカーや白バイ、制帽をかぶっての記念撮影が行われていました。そちらでは中型犬を抱えて白バイに乗り、記念撮影をするという強者も。私は白バイがバランスを崩して倒れないかどうかとヒヤヒヤしながら見てましたけどね……。

004 そして今年も『ヘリテイジ仮面ショー』を見学。今年は戦闘員の方のひとりがいい動きをしていました。派手なアクションをしていて、なかなか本格的です。ちなみに終わった時にはマスクが汗だくで、本当にお疲れ様です。子どもたちとも遊んであげたりしていて、心が和みました。悪の組織の人間らしからぬ行動ですけど、よしとしましょう。
 さて、本編では色々とハプニングがありました。まず怪人さんが後ろに倒れて転んでしまったということ。別にそれだけなら単なる事故なのですが、倒れた場所には次の出し物の楽器(祭り囃子の和太鼓や鉦鼓)が置いてあったのです。
「カーン!」
 怪人さんは鉦鼓に後頭部から倒れかかってその音がなり、見ていたお客さんは大爆笑です。ドリフのコントみたいですね……。
 また、ショーの最後では音声のトラブルがあったようで、ヘリテイジ仮面さんほか全ての音がなくなってしまいました。そのせいで肝心のショーのオチがお客さんに伝わらないという事態に。
 最後は怪人『デビルホース』が元の人間に戻る(=かぶり物が脱げる)というオチなのですが、お客さんの中にはそれが『脱げちゃった』というハプニングだと勘違いした方もいらっしゃったかもしれません。私は昨年も見ているので、きちんとストーリーを理解していますけどね……。
 ちなみに『デビルホースの中の人』は昨年と同じ方でした。この1年の間にまたデビルシャドウ(悪の組織)に洗脳されてしまっていたようです。あの方は洗脳されやすい体質なのでしょうか? 今後、またどこかで洗脳されなければよいのですが……。
 
006 008_2 そのあとは昨年と同様、田島弥平旧宅などの散策へ。今回も臨時バスで南岸へ移動し、渡船は帰りに利用することにしました。渡船に乗るには列に並んで1時間以上も待たなければなりませんので。
 さて、バスで南岸に到着すると『蚕種の会』の方のガイドで散策へ出発。
 ここで再び昨年と違う点に出会います。なんと田島弥平旧宅の案内所ができ、さらに田島弥平旧宅には案内板と石柱(設置は昨年12月らしい)が立てられていました。世界遺産登録に向け、色々と観光向けの整備がされつつあるようです。
007  散策では昨年の復習をしながら、適宜新しい情報も仕入れるなどして充実した時間を過ごしました。それにしても、散策に参加しているのは年配の方ばかりで、若い世代がいなかったのは少し残念です。若い世代の皆様にもぜひ見てもらいたい。世界遺産に登録されたら人が殺到して、こんなにゆっくり&のんびり見てまわれなくなっちゃいますよ?

009_2  さて、散策の最後には蚕種の会の方に『島村渡船フェスタ旅行記』(見本誌)を差し上げ、渡船で北岸へ戻りました。渡船はフェスタの時だけでなく、普段でも無料です。嬉しいですねっ!
 帰りは会場の近く(境島村北公園)から境町駅までは伊勢崎市のコミュニティバスに乗せていただきました。数㎞の道のりを歩かずにすみますし、なんといっても無料ですからね。伊勢崎市さん、ありがとうっ!
010_2  なお、島村渡船の最寄りバス停は『北向会議所』です。私は始発バス停から乗りたかったので、少し歩いて『境島村北公園』まで行っただけです。お間違いのないように。
 
 ほかにも書きたいことはたくさんあるのですが、これくらいにしておきます。いつものおバカな旅行記をご覧になっている皆様からは、
『なんだ、普通の旅行記じゃないか』
というご意見が出るかもしれません。でも私だって普通の旅行記を書くことはありますよぉ。
 ただし、そんな皆様もどうかご心配なくっ! 次の新刊旅行記はちゃんとおバカなテイストを盛りだくさんにして制作中です。そして旅の舞台とテーマも、きっとご期待に沿えるもののはずです。旅情満載、鉄道・バス満載、貴重な情報満載です。お楽しみにっ!

 

 さて、次回の更新は7月中の予定です。近況報告などをしようと思っています。

 本日もご来店いただき、ありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。

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2013年4月30日 (火)

消えゆく風景がまたひとつ……

 いらっしゃいませっ! 支店長の湯浅でございます。

 今回は少し旅行記に関してのお話をしようと思います。この話を書こうと思ったきっかけは、2013年4月28日付けの朝日新聞『首都圏発(28面)』の記事を知ったことでした。

 実はその前日(27日)、私は都内で恩師と数年ぶりに会って雑談をしました。その時、以前に制作した『1都5県 渡船旅行記』の話をしたのです。するとその翌日に「今日の朝日新聞の記事で、キミが昨日話していた渡し船が掲載されているよ? なんか運命的な感じがするね」とメールをいただきました。

010082 それがきっかけで、私もその記事を読んでみました。すると確かに利根川にある赤岩渡船、島村渡船、富田渡船について書かれていたのです。これらの渡船は全て『1都5県 渡船旅行記』で取材しています。

写真 左:赤岩渡船/右:島村渡船

 この記事の中で衝撃を受けたのが、なんと富田渡船が今年の3月に廃止になってしまったということでした。もっとも、旅行記の本文で少し触れていますが、取材をした当時から今後の運行は未定だとは聞いていました。しかしまさか取材をした半年後に廃止になってしまうとは……。

255_3  富田渡船(右の写真)は百年以上の歴史があり、その概要などは市役所に取材をして旅行記の本文に書いてあります。また、お世話になった担当者の方には見本誌を送付してあります。もしかしたら私の旅行記が今後、貴重な資料になるかもしれません。

 当時、船長さんには大変お世話になり、渡船について貴重なお話をたくさん聴かせていただきました。それを思い出すと、懐かしくもあり、また今回の廃止がとても寂しく感じられます。

 それにしても、今回の出来事は運命的です。もし私が恩師と会って渡船の話をしていなかったら、廃止を知るのはもっと後になったでしょう。やはり何か見えざる力が働いているのではないかと感じてしまいます。

 実は今回のようなことは、以前から何度も起きています。

2010081721_785 例えば『三陸旅行記』です。東日本大震災が起きる半年前、私は南三陸町(志津川地区)を取材しています。

 街の中の写真(左)を撮影したり、住民の方と交流をしたりしました。でもこの志津川駅での下車は、偶然の出来事だったのです。今となっては、その時に撮影した写真の中の風景は津波によって失われてしまっています。

 こうした失われてしまったものを取材した(文学フリマ向けの旅行記として制作した)例はほかにもあります。とりあえず、以下に列挙してみます。

  

2009091923_127 【JR北海道乗りつぶし旅行記】

・夜行高速バス『スイート号』の経路が変更され、新越谷駅停車がなくなってしまった。(取材してから一年後くらい?)

・追分橋(メロディー橋)の音楽が流れなくなっている――らしい。(故障時期は不明)

・東北本線(青森~八戸)が青い森鉄道へ移管。(取材してから1年3か月後/2010年12月の東北新幹線延伸による)

・常磐線原ノ町駅など(取材してから一年半後/東日本大震災および原発事故の影響/写真は原ノ町駅

Ml024_3 【0泊6日!? 夜行快速旅行記】

・車両の引退(大糸線キハ52形・取材してから3か月後/中央本線123系ミニエコー・2013年3月改正・左の写真〈塩尻駅にて〉/急行〔能登〕489系および485系・取材してから1年半後〈ただし、休止扱い〉/臨時夜行快速〔ムーンライトえちご〕183系・取材してから2年後/〔あいづライナー〕485系あかべぇ塗色・取材してから1年後)

・車両事故(〔ムーンライト信州〕〔妙高〕で乗車した189系N102編成/2013年4月の土砂崩れによる脱線と破損)

2010081721_639 2010081721_800 【お気楽散策!? 三陸旅行記】

・志津川、女川など三陸地域(取材してから半年後/東日本大震災/写真左:女川駅 右:サンオーレそではま〈南三陸町〉

・車両の引退(こがね・取材してから4か月後/特急〔スーパーひたち〕651系・2013年3月改正)

20110123_057_3 【ぐるり環七&多摩 路線バス旅行記】

・路線の廃止(宿91〈駒沢陸橋~新代田駅前〉、有30〈左の写真・足立区役所にて〉/2013年3月31日)

 

Wep069002 【臨時快速三本勝負! WEP(ウィークエンドパス)旅行記】

・乗車券名称の変更(ウィークエンドパス→週末パス/2013年4月1日より)

・列車の休止(マリンブルーくじらなみ号〈左の写真・熊谷駅にて〉、きらきらみちのく、うみねこ/取材直後から)

20110430_017_3 【温故知新!! 秩父SL旅行記】

・SLの故障(C58363/取材してから1年後。なお、2013年より復帰)

・車両の変更(12系塗色変更/取材してから1年後)

・車両の引退(1000系旧秩父鉄道塗色/取材してから1年半後/左の写真・羽生駅にて

City157 【徒歩と都バスで東奔西走!! 東京23区役所旅行記】

・路線の縮小(新江62/2013年4月1日より)

・路線の廃止(虹01/2013年3月31日/左の写真・東京ビッグサイトにて

 その他、渡船関連など……。

 

 もしかしたら、私が知らないだけでほかにもあるかもしれません。ただ、旅行記を制作してからわずかの間に、確認しているものだけでもこんなに消えゆく風景があるとは、こうして実際に書いてみてあらためて強く感じました。

 今までも旅行記の本文で何度も書いていますが、私の旅では『旅の女神様』のお導きによるものだと感じる出来事が多々ありました。きっと今回のこともそうなのでしょう。だから私は今後も可能な限り旅をして旅行記を制作していくつもりです。そして未来における何かの役に立ったらいいなと思います。

 

 さて、次回の更新は六月中の予定です。更新内容は未定です。本日もご来店いただき、ありがとうございます。

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