第三十四回文学フリマ東京の御礼とご報告
2022年5月29日に東京・大田区の東京流通センターにて第三十四回文学フリマ東京が開催され、『そよ風文芸食堂』のブースにはたくさんの方にお越しいただきました。ありがとうございます!
まずは本をお買い上げいただいた方、ありがとうございます。独自の視点とニッチなテーマの作品をこれからも追求していきたいと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。
立ち読みや雑談をしていただいた方、ありがとうございます。タイミングによってはゆっくりとお話が出来ないこともあるかもしれませんが、機会がありましたらぜひお気軽にいらっしゃってください。
◆
では、当日の私についてお話しします。
前回に引き続き、東京流通センターには品川駅港南口から大田市場北へ都営バスの品98系統で行き、そこから徒歩で移動。ただ、リュックとカートで計20kgくらいの荷物を持っての長距離徒歩移動がかなり苦しくなってきまして、体力の低下が身に染みます。肩も足も腰も痛いです……。
なるほど、ピッ●ロ大魔王が龍のボールに『永遠の若さ』を願うのもよく分かります。『力こそパワー!』ですからね。ちなみに剣勇伝説ヤ●バに出てくる『龍神の玉』とは関係ありません。
――というわけで、次回以降は大森駅から京浜急行バスを利用するルート(雨の時はこちらを使っています)を全天候で採用しようかと考えています。運賃は上がってしまいますが、このままでは途中で倒れそうなので(実は帰宅途中にハンガーノックっぽくなりかけまして……)。
大田市場北に到着後はカートで荷物を引っ張りながら東京流通センターへ。今回は日差しが眩しくて暑かったですねぇ。海が近いので風は涼しいのですが、なにせ日陰が少ない。
もちろん、『柱の男は太陽の光に弱い』という弱点は克服(過去の記事『第三十三回文学フリマ東京の御礼とご報告』を参照)したのですが、それでも暑いのが得意というわけではありませんので。
ゆえに東京港野鳥公園などの横では、点在している小さな木陰で休み休み進んでいったのでした。
なお、その途中にあるJR貨物の施設ですが、第三十三回文学フリマ東京の時には工事中だったのに、この時には完成していて(内部はどうだか知りませんが)時間の経過を感じます。
そして最後の難関が大和大橋(ここを渡ってすぐの場所が東京流通センター)。なぜならこの区間は日陰がねぇんですよ。
←ここから先は橋を渡りきるまで日陰がない
車道用の街灯の影はありますが、その下ではいつ鳥の糞が落ちてくるか分かりませんからねぃ……。
なによりそんな細い影にあたしの体が収まるわけがないッ! というわけで、直前の日陰で体力と涼しさを補充して一気に通過したのでした。
こうしていつものようにヘトヘトになりながら東京流通センターに到着。検温を受けて会場に入り、ブースの設営です。
もちろん今回も鉄道模型が活躍します。しかも新刊旅行記の表紙になっている車両(紀州鉄道のキハ603)とその旅で訪れたEH10形電気機関車が運用に入っておりました。
↑ブースで自動往復運転していた鉄道模型
↑こちらは実物の写真
ちなみにEH10形の鉄道模型が旧製品で、重量と前照灯の関係で電力食いということで、動力用の電池は新品に替えて持ってきております(自宅で試運転をした結果、前回まで使用していた電池では電圧が足りないというのが判明)。
また、線路に繋いである配線を改造したのとセンサーの修正をおこないました。こうした皆様には全く見えない部分も毎回ちょっとずつ改良しています。まぁ、使用後は什器などのどこかに不具合や修理箇所が出るので、その調整を兼ねて実施する部分もありますが。
――実は今回はイベント中に大規模な転落・脱線事故が起きまして、ぐんまちゃんフィギュアを搭載している貨車の連結器がオシャカになりました(そのため、午後2時くらいから当該車両はブースに飾るだけとなっておりました)。
破損したのが動力車じゃなかったのはホッとしましたが。
↑このぐんまちゃんの貨車の連結器が破損
それと連結器だけなら交換パーツがありますし、影響が限定的だったのはなによりです(そういうわけで帰宅して片付けを終えたらすぐに修理しました。すでに復帰できております)。
では、開場後の様子についてです。今回は開場前から会場の外に列が出来ているとの放送があり、実際に開場するとあっという間に会場内は黒山のような人だかり。うちのブースはいつもゆったりとスタートすることが多いのですが、初速がパネェ感じでした。
――と、思っていたらすぐに落ち着きましたけどね~♪
ただ、その後は断続的にたくさんの方がいらっしゃって、嬉しい限りです。いつものことですが、実際にフタを開けてみないと分からない面もありますからねぇ。
↑ツインビーさんとベルもブースに!
では、ブースにいらっしゃった方の一部をご紹介します。
まずはブースに興味を持っていただいた方。写真を撮って行かれました。今後もどうぞご遠慮なく撮っちゃってください。作品にも興味を持っていただきありがとうございます。
次は今回の新刊の紀州鉄道旅行記関連でいらっしゃった方。旅行記で私はアニメ『AIR』の聖地巡礼をしたのですが、その方も同じように聖地巡礼をなさっていたようです。
AIRは私にとって大きな影響を受けた作品のひとつですので同志ですね。作品もいただきまして、ありがとうございます。
なお、今回は紀州鉄道関連に興味をお持ちの方が多かったように感じます。個人的に紀州鉄道はメチャクチャ面白いと思っていますので嬉しいです。
SNSはやっていないんですかとお訊ねの方もいらっしゃいました。その方には名刺を差し上げました。
現在、私はツイッターとブログくらいしかやってませんが、それでよろしければお気軽にDMやリプなどをどうぞ♪ お時間のある時にもっとゆっくりお話ししましょう!
常連の皆様(書店の営業さん含む)も元気なお姿を拝見し、ひと安心でございます。混沌とした時代ですから、いつ何があるか分かりません。また元気にお会いできればと思います。
また、無料配布の『あまびえさんペーパー』をお持ちになる方がたくさんいらっしゃって、嬉しかったです。
どんどん持ってっちゃってください。前述したように、元気でまたお会いできるのが一番ですから。そうした想いを込めたささやかな品物です。
それと今回は英語版の本をお買い上げいただいた方がいらっしゃいました。英語版のラインナップを拡充していこうと考えていた矢先(ぶっちゃけ、取材は終わっております)でしたので、跳び上がりたくなるくらいに嬉しかったです。
次の出展時には新作が並べられるようにがんばります。
旅神社の御朱印に興味をお持ちいただいた方もいらっしゃいました。
神社の場所は非公開ですが、旅に関するご利益があるとされています。素敵な出会いがあることをお祈りしております。ようこそお参りくださいました。
鉄道・バス模型がある関係で、今回も親子連れの皆様で賑わっておりました。次回も違う車両をご用意してお待ちしております。
役所でコミュニティバス関連の仕事をしていたという方もいらっしゃいました。うちのブースには交通・行政関係の皆様もたくさんいらっしゃるので、今後も情報交換が出来れば幸いでございます。
実際、いくつかの自治体にコミュニティバス関連で協力させていただいております。
全国を旅しているのですかとお訊ねの方もいらっしゃいました。また、全部ひとりでやっているのですかとお訊ねの方も多かったです。
――はい、全て私ひとりで制作しています。
旅を企画して取材し、写真撮影や文章、キャッチコピー、レイアウトなどを作り、製本、広報、その他を全てやっております。分野も最近はコミュニティバスが多いですが、路線バス、鉄道、船など幅広くやっております。地域も日本全体が対象です。
北海道~東北地域の作品は電子書籍化した関係で紙媒体の増刷を停止しておりますが、事前にご連絡いただければ1冊から増刷します。お気軽にご連絡ください。
そして私がかつて勤務していた会社の同期さんがいらっしゃいました。別のブースに出展していたらしいです。実際に会うのはすごく久しぶりだったのですが、元気そうでなによりでした。もしかしたら私が気付いていないだけで、ほかにもそういう皆様がいらっしゃったかもしれませんけどね(マスクしているので、なおさらお互いに気付きにくいというのもありますし……)。
――ほかにもたくさんの方がいらっしゃいまして、本当にありがとうございます。全ては紹介しきれませんので、今回はこの辺で。
なお、会場ですが前回(第三十三回)と比べて明らかに来場者が増えた印象でした。パッと見た感じ、終了間際までかなりの賑わいでしたしね。
ブースにいらっしゃった皆様の男女比は6:4くらいでしょうか。年代は偏りがあまりなかったような気がします。
ちなみに帰りのルートですが休日の品98系統は運行本数が少ないので、今回は大井競馬場まで歩いて、そこから品93系統に乗りました。
前述したように、この途中でエネルギー切れと疲労が一気に来ちゃったんですよ。結果的には休みながらなんとか進んでいきましたけどね。
イベント中は椅子に座らず、水分補給のみというのはそろそろ限界かも……。
それと品93系統のあともいつもとルートを変えてみました(新規開拓の意味合いもあって)。結果的にはいつものルートの方が時間も疲労も少なかったように感じます。ま、これも経験です。何かの時にこの情報が役に立つことでしょう。
◆
それでは今回のご報告です。
新刊は『キテツ大百科!? キテツの刃? 紀州鉄道旅行記』でした。不動産屋さんが運行していて、日本一小さな(営業距離が2.7km)非電化ローカル線を巡る旅です。
今回は以下の作品が完売となりました(事前に予約いただいていた作品を除く)。
・東京~神奈川縦断 東急バス旅行記
・東京都コミュニティバス 全路線データブック ~特別区編~
・渡船が結ぶもの ~関東に残る渡し船の記録~
・東京21区81路線! コミュニティバス旅行記 ~全区循環(総合版)~
今回は過不足なく作品をご用意できたかなという印象です。東急バス旅行記だけはもう少し部数を用意しても良かったかなぁぐらいでしょうか。その東急バス旅行記と新刊の紀州鉄道旅行記は委託販売を検討中です。増刷や委託の依頼など準備が整うまで、もうしばらくお待ちください。
なお、総部数は前回出展時(第三十三回文学フリマ東京)と比べ、増となりました。
◆
次回の更新は7月中の予定です。近況報告をします。ただ、それとは別途で6月中に何かの更新をする可能性があります。
本日もご来店いただき、ありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。
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