第三十三回文学フリマ東京の御礼とご報告&今後の予定など
いらっしゃいませっ! 支店長の湯浅でございます。
2021年11月23日に東京・大田区の東京流通センターにて第三十三回文学フリマ東京が開催され、『そよ風文芸食堂』のブースにはたくさんの方にお越しいただきました。ありがとうございます!
まずは本をお買い上げいただいた方、ありがとうございます。興味をお持ちいただき、嬉しく思います。これからもがんばっていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
立ち読みや雑談をしていただいた方、ありがとうございます。貴重なお時間をいただき、大変恐縮でございます。機会がありましたら、またお気軽にいらっしゃってください。
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では、当日の私についてお話しします。
今回も前回に引き続き出展者向け開場時間が10時30分(通常時よりも30分遅い)ということで、ゆったりと自宅を出発しました。前日までの雨も上がって晴れということで、いつものように品川駅から都営バスで大田市場北へ行き、そこから徒歩で会場の東京流通センターへ移動です。
←大田市場北(写真は過去のものです)
ちなみに雨なら前回のように大森駅から京浜急行バスで移動します。ただ、大森駅方面からの移動だと平和島循環など一部を除き、最初に停車する流通センター前停留所は屋根がありませんからね。そういう場合は乗ったまま京浜島を一周してから二回目に停車する流通センター前停留所(元・交番〈地域安全センター〉の横)で降りれば屋根があります。
時間はかかりますけど、京浜島まで行くと目の前に飛行機が停まってるので見てて面白いですよ。
なお、時間調整の意味合いもあり、前々回(のはずですが記憶が曖昧)と同様に大門駅から浜95系統で品川駅港南口へ向かいました。これなら品川駅高輪口から港南口へ、駅構内を移動しなくて済むんですよ。エレベーターやエスカレーターがあるとはいえ、段差はバリバリのバリア(障壁)ですからね。
私はバスのことを色々やってますが、高齢者が鉄道を使いたがらないのは階段の上り下りがあるのも一因らしいです。一方、バスなら家の近くから目的地の近くまで段差を越えずに移動できます。だから時間がかかってもバスがある方がありがたいという話をバスの車内で何度も聞いたことがあります。
――というようなことを旅行記の中に書いたり、イベント出展の際にお話ししたりしてます。まー、興味のある方はブースで私に話を振ってみてください。
そういえば、鉄道の駅などでのバリアフリー整備費用が数年後くらいから運賃に上乗せされるらしいですね。もっと早くやってもいいと思うんですけどね。いろんなしがらみがあるのかもしれません。
さて、大田市場北に到着後はカートで荷物を引っ張りながら東京流通センターへ。途中には貨物線や東京港野鳥公園があります。見上げれば飛行機が低空で飛行していって大迫力なんですよ(帰りの時間帯になると周囲が暗いので、飛行機の灯りが目立ってそれはそれで綺麗です)。
JRの羽田空港アクセス線が整備されたら、このあたりに新駅が造られるのでしょうかねぇ? そうなるとこの付近の景色も変わりそうです。
新駅はJR貨物やJR東海の関連会社、大田市場関係者など需要はあると思うんですよね(もちろん、野鳥公園来園者も来やすくなるとは思いますが、付近で働く皆様の数と比べれば微少でしょう)。
その後、ヘトヘトになりながら東京流通センターに到着。そりゃ、15kgくらいの荷物を持って移動(トータルで片道3~4kmくらいかな?)してるので、そこそこ体力も奪われますよね……。
ちなみにカートには新規導入の『おかもち3号』が載せてありました。2号と同様に取っ手の部分は着脱可能&車輪と交換可能なので、遠征の際の宅配便輸送などで真価を発揮します(取っ手を外せば120サイズ対応となっております。また、カートに搭載する場合も考え、カートのサイズに合わせた設計です)。
体力的にそろそろ東京での開催でも宅配便搬入をする時期なのか……? でも楽ばっかりだとクセになるので、限界までがんばります。
こうして東京流通センターに着いた後は今回も建物の南側にあるスロープを上がり、入口では検温やら何やらの手続きをして会場に入ります。
なお、今回のブースの位置はお誕生日席ですが背中には柱があり、『柱の男』の異名は健在です。しかもつい最近のことですが『柱の男は太陽の光に弱い』という点を克服するために『エイなんとかの赤っぽい石』を手に入れたので、もう太陽拳なんて怖くありません。一発死回避です。今度はファミ●ャンのプレイヤーに――
「あァァァんまりだァァアァ!」
――と、言わせてやります。
それと『柱』つながりといえば鬼を滅する刃の作品ですが、次の新刊(たぶん2022年の5月に発行)はそれにちょっとだけ関係あるとかないとか。ほとんど関係ないですけど、意味が分かると関係あるというか……。
新刊についてはこの記事の下の方にもう少しだけ情報を書いてありますので、よろしければ最後までご覧ください。
さて、今回はお隣のブースの方が先にいらっしゃっていたのでご挨拶をしてからお菓子を交換したり本を交換したり、その後も雑談しながらブースを設営しておりました。その節はお世話になりました。
また、ブースですがスペースを有効活用するために数時間くらいで新型什器を作っちゃいました。
既製品を改造しただけなのでそれも当然ですが。プラスチックの土台の片方を切って、鉄道模型がその間を通れるように足を設置するといった感じです。
それと鉄道模型にぐんまちゃんとメッセージボードを乗せられるように改造してみました。ぐんまちゃんの頭部が重く(要するに頭でっかち)、しかもカーブの通過時に遠心力がかかり、さらにカーブにはカント(車両がカーブを走行しやすくするために付いている傾きのこと。本物の鉄道でもカーブを通過する時に傾いてますよね?)があるのでバランス調整に苦労しました。
重心を低くしようにも車幅にフィットするウエイト(重り)は手元になく、複線なので車両限界(車体断面のサイズの限界のこと。これを超えてしまうと車両同士がすれ違う時に接触してしまう)も考えなければなりません。でも工夫で乗り越えました。あのぐんまちゃんは無数の転倒事故の上に成り立っているのです。
おかげで現場ではブースにいらっしゃったお子様たちによる力以外では転倒せずに走れました。
そういえば、開場後は食い入るように鉄道模型を眺めているお子様がたくさんいらっしゃいました。楽しんでもらえたみたいで良かったです。ただ、よい子のみんなにお願いがあります。
さわると でんしゃが だっせん しちゃうので、はなれて みるだけに してね? おっちゃんとの やくそくだよ♪
また、鉄道模型にン百万円つぎ込んでいる上司がいるという方もいらっしゃって、そのお話をされていました。確かに鉄道模型はそこそこ値が張りますが、私はそこまで使ってません。具体的な額はご想像にお任せしますが……。
ちなみにこの鉄道模型は自動で往復運転をします。センサーで往復するようにしてあります。興味をお持ちいただいた何人かの方にはその説明もさせていただきました。
前回はセンサー(CDSのこと。明るさで抵抗値が変化する部品)がうまく機能せず戸惑ったということを記事に書きましたが、今回はその対策をしていったので問題は起きませんでした。もっとも、会場の明るさが分からないので実際に現場で試してみるまでどうなるか分かりませんでしたが。
ま、応急処置した際のメイド 明度を基にカバーの調整をしたので、それがうまくいったという形ですね。センサー自体を変える(抵抗値の大きいものに変える)ことも考えたんですけど、それだと明るさの足りない場所では照明を用意しなければならなくなるので、カバーによって明るさを調整するという結論に至りまして。
寒い時、下着とか素肌の上にコートを1枚羽織るのではなく、服を重ね着して対応しようというパターンです。もし屋内など暖かい場所へ行ってもコート1枚じゃ、脱いで対応できないでしょう? もし脱いだらポリスメンに逮捕されちゃいます。でも重ね着ならある程度の調整が出来ますから。
また、電池ですが最初の運用から交換せずに動いています。今回も乗り越えました。いつまで容量が持つのか分かりませんが、ブラック●ウスさんのおっしゃるように『力こそパワー!』ですね。
――というわけで、ブースの様子はこんな感じです。前述したように新型什器を導入した関係で線路の上空に物が置けるようになったので、前回までコイントレーのあった場所には新たに本を陳列しました。
本来ならこの位置には回転什器(回什くん2号)が設置されているはずなのですが、接触機会を減らすということでお休みとなっています。また、現行の形が定着しつつあるので回什くんはこのまま引退になるかもしれません。再開するにしてもサイズを調整しなければならないので、回什くん3号を新製することとなるでしょう。
なお、ブースは常に試行錯誤しているので、毎回ちょっとずつ変化しています。もちろん、皆様にはお気づきいただけないであろう細かな部分や見えない部分などが大半ですが。一応、持ち運びを考えて軽量化や組み立て時間短縮化、見やすさ、そのほか色々なことを目的にやっています。
あるいは単純に破損が限界を超えて新製するパターンもあります(使っているとどうしてもどこかにガタが来ますので)。今回も終了後にいくつか破損が出ているので、近いうちに修理する予定です。
では、開場後の様子についてです。出だしはいつものようにゆったりという感じでした。まー、でも周りの皆様がロケットスタートでどんどん頒布していくのを見ると、どうしても私自身は不安になってしまいますよね。
その後は常連さんや以前から何度か本をご購入なさっている方、出版や交通業界の方などがいらっしゃって、本の情報が役に立ったとか、次の出展はいつですかとか、また次も来ますとか、調子はどうですかなど、ありがたいお言葉をたくさんいただきました。体がひとつしかないので活動の範囲に限界はありますが、これからも皆様のお声を胸に一つひとつがんばっていきます。
また、雑談をしにいらっしゃったり足をお止めいただいたり、皆様には楽しい時間を過ごさせていただきました。今回は特に大阪市営渡船について魅力をお伝えできたのが良かったです。大阪に住んでいても渡船を知らなかったという方や乗ったことがないという方が結構いらっしゃって、ぜひとも一度乗っていただきたいです。
ゲームブックは文学フリマ大阪やコミックマーケットと比べると反応が少ないですね。ただ、表紙を『かわいい』とおっしゃってくれた方がいらっしゃったのは嬉しかったです。
新刊の東急バス旅行記ですが、東急バスを普段から利用しているという方が何人かいらっしゃいました。特に東98系統は沿線やヘビーユーザーの方が多い感じでした。その話題で盛り上がりまして、作って良かったなぁとあらためて思った次第です。
――ほかにも書きたいことはたくさんありますが、書ききれないのでこれくらいで。
なお、会場は相変わらず賑わっていたように感じます。まー、今回はブースがフロアの隅だったので全体的にどうだったのかを正確に把握しているわけではありませんが。
また、今回も椅子には座らず、何かを食べるということもなく水分(ペットボトルのお茶)補給のみでした。でもさすがに体力的に辛くなってきたので、今後は座っている時があるかもしれません。その際はどうかご容赦ください。
ブースにいらっしゃった皆様の男女比は7:3くらいでした。年代ですが近年は平均的で偏りが感じられなくなってきているような気がします。
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新刊は東急バスだけを乗り継いで東京駅→新横浜駅→奈良北団地折返場を移動した『東急バス旅行記』、東京のコミュニティバスのデータを路線ごとにまとめた『東京都コミュニティバス全路線データブック 北多摩編』の計2種類でした。
今回は以下の作品が完売となりました(事前に予約いただいていた作品を除く)。
・大阪市営渡船旅行記
・京王バス旅行記
今回は来月にコミックマーケット99への出展があるということで各作品を多めに増刷してあったので、皆様のお手元へほぼお届けできたのではないかと思います。
なお、総部数は前回出展時(第三十二回文学フリマ東京)と比べ、微増となりました。
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ここでお知らせです。
京王バス旅行記ですが、今回をもって定期的な増刷を休止させていただきます。ただし、ご要望がある場合は増刷しますので、ご入り用の方は事前にご連絡ください。
また、紙媒体の多摩地域都バス旅行記とモノレール旅行記は絶版を検討中です。今後の扱いは未定となっております。詳細が決まりましたらブログ支店などであらためてお知らせします。
今後の出展は2021年12月31日に東京ビッグサイトで開催のコミックマーケット99(スペース番号は『東456ホール・ハ-05a』です)、2022年5月29日に東京流通センターで開催の第三十四回文学フリマ東京を予定しています。
ただ、突発的にそれら以外のイベントへ出展する場合や諸事情により出展取りやめの場合もあります。
委託販売については2021年中の新規委託はありません。早くてもコミックマーケット99の開催以降となります。委託する作品のラインナップは未定です。
国会図書館への納本は2021年に新規発行したものを2022年の早い時期にまとめておこなう予定です。もうしばらくお待ちください。
次の新刊についてですが、第九回文学フリマ大阪で関西遠征した際に巡った場所の旅行記の予定です。旅先は大阪市内が少しありますが、大半は某地域です。前出したように鬼を滅する刃の作品に関係あるようなないような。
鉄道(JR、私鉄)とバス(一般路線バス、コミュニティバス、高速路線バス)とアクシデントと失われし記録と写真とゲーム原作のアニメと旅情報が満載の内容です(予定)。
今回も旅の女神様のお導きがたくさんありました。それと残暑厳しい中、長距離の徒歩移動もしました。
詳細は2022年3月か4月頃に公開しようかなと考えています。まー、そもそも現段階では無事に制作が進むかどうかが分かりませんけど……。
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次回の更新は12月中の予定です。コミックマーケット99出展関連の情報を公開をします。
本日もご来店いただき、ありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。
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