第二十九回文学フリマ東京の御礼とご報告
いらっしゃいませっ! 支店長の湯浅でございます。
11月24日(日曜日)に東京・大田区平和島の東京流通センターにて第二十九回文学フリマ東京が開催され、『そよ風文芸食堂』のブースにはたくさんの方にお越しいただきました。ありがとうございます!
本をお買い上げいただいた方、ありがとうございます。その本をきっかけに皆様の旅や日常生活がより充実したものになれば幸いです。まだまだ身近にもたくさんの素敵なことが眠っているはずですので、それを見つけに出かけてみていただけたらと思います。
立ち読みや雑談をしていただいた方、ありがとうございます。貴重なお時間をいただき、大変恐縮でございます。バスや渡し船、旅に関することだけでなく様々な話題で盛り上がれたら嬉しいです。また機会がありましたら、お気軽にお立ち寄りくださいませ。
イベントに参加した全ての皆様、ありがとうございます。お疲れ様でした。ブース数も来場者数も増え続けているようですね。新たな本や人との出会いがありますことを願っております。また、今後も切磋琢磨していきましょう。
◆
では、当日の私についてお話します。
今回は朝に雨が降っていたということで、いつもの都営バスルート(品川駅から都営バス)ではなく京浜急行バスルート(大森駅から京浜急行バス)で東京流通センターへ行くことにしました。都営バスルートの場合は大田市場北からの徒歩となるので、雨の日は移動が大変なんですよ。それで徒歩の距離の短い京浜急行バスルートにした次第です。
ただ、京浜急行バスルートの場合、朝の大森駅はエスカレーターやエレベーターが使えないので、手搬入の私にとっては階段を降りるのが大変という面もあるんですけどね……。
また、流通センター前バス停は3か所あり、系統によっては会場の建物から離れた位置に停車となります。本数の多い森24系統などがそのバス停なのが厄介ですね。一方、森28系統は東京モノレールの流通センター駅の下に停車するのですが、こちらは1時間に1本程度の運行。一長一短です。
今回、私は雨の中でなるべく歩かないようにしたかったので、時間を調整して森28系統に乗ろうと思っていました。ただ、大森駅に早く着きすぎたということで予定を変更し、森24系統に乗りました。
――え? なぜバス停が離れている森24系統に乗ったのかですって?
実は森24系統は大森駅→大森海岸駅→平和島駅→流通センター前と停車したあと、京浜島を循環して再び流通センター前を経由。そして大森駅へ戻るという経路で運行しているのです。つまり最初に停車する流通センター前では降りず、京浜島を循環したあとの2回目に停車する流通センター前で降りたんですね。実はこのバス停が東京流通センターの建物に一番近い位置にあるバス停なのです(元・交番の横)。皆様が帰りによく使うバス停だと言えば分かりやすいかもしれません。
しかもここは流通センター前の3つのバス停で唯一、屋根があります。降りたあとに雨具を準備していても濡れにくいということで、雨の日には最適な場所なのです。唯一の欠点は京浜島を循環してからの到着となるので、大森駅からの所要時間が約30分ということでしょうかね……。
――東京モノレール? なにそれおいしいの?
はい、モノレールに関しては『モノレール旅行記』などで乗っているのでイベントの際には乗りません。もちろん、運賃を考えなくていいならモノレールが一番便利なんですけどね。
なお、JRの一部のお得な乗車券だと東京モノレールにも乗れーる(ダジャレです!)ものがあるので、皆様が利用する際にはチェックしてみてはいかがでしょうか。関東近郊から文学フリマとコミティアをハシゴする場合などは『休日おでかけパス』が便利でお得です。それならJRだけでなく東京モノレールとりんかい線も乗り放題ですから。あ、別に私はJRの回し者ではありませんよ?
それとグループで参加する皆様の場合、平和島駅からタクシーを使うと一人当たりの運賃が安いことがあります。そちらも検討してみることをオススメします。
――と、今回は雨対策の移動手段をとったわけですが、結果的に傘を使うことなく、しかも午後は雨が上がったんですけどね。ま、雨だと大変なのは間違いないので上がってくれて良かったのですけど。
こうして会場へ到着後は出展者列に並んで開場を待ちます。そして10時ごろになって開場したあとはブースの設営。組み立て式の立体什器を展開するなどしているとあっという間に時間が過ぎ、程なく一般来場者の開場時刻となりました。
なお、今回はブースの左隣(通路の真ん中)に柱があり、事前に公開されていた会場図よりもモロに通路が塞がってました。ゆえにイベント開始前はどうなることかと思ったのですが、幸いなことにその影響をあまり感じさせないほど通路の往来は活況。これも来場者数が増えたからでしょうか。ホッと一安心です。
そよ風文芸食堂のブースはいつものようにスロウスタート(※同名の作品とは関係ありません)で、午後になって忙しくなるという感じでした。新刊に関しては東武バス旅行記がスタートダッシュをかけ、大阪市営渡船旅行記がジリジリと追い上げ、コミュニティバス全路線データブックが合間にポツポツと存在感を示すという動きですね。
また、既刊の『関東の渡船の本』が早々になくなってしまったのは嬉しい誤算でした。新刊が大阪市営渡船旅行記という関係で、少し多いかなくらいに増刷したのですが、それでも足りなかったようです。既刊に関しては毎回動きが変わり、なんとも難しいところ。次に出展する際にはまたご用意してお待ちしております。
相変わらず、渡船やコミュニティバスに関しての説明をするとニヤッと笑ってくれる方が多数いらっしゃいまして、嬉しい限りでございます。あの反応を見るたびにやっててよかったなぁと感じます。
なお、コミュニティバスに関しては、講談社ビーシー/講談社さんの『バスマガジン』で連載をしておりますので、よろしければご覧ください。最新号(Vol.98)は2019年11月27日発売です。奇数月の27日頃に発売されております(隔月刊)。
今回もたくさんの方とお話しさせていただきました。全てをご紹介するのは無理ですので、そのいくつかをご紹介させていただきます。
まずは同じようにコミュニティバスで各地を回っているという方。やっていることが似ているので共感できる部分が多々あり、楽しくお話しさせていただきました。乗合タクシーでのやり取りや運行日などに関しては、頷くことばかり。いつかどこかのコミュニティバスで偶然にお会いすることがあるかもしれませんので、その時はよろしくお願いいたします。
次は見本誌コーナーでコミュニティバスのデータブックを見て、ブースへお立ち寄りいただいたという方。もしかしたら今回のイベント後にツイッターでその本に関して呟いていた方かもしれません。とても喜んでいただいたようで、嬉しく思います。ぜひコミュニティバス利用の際に活用していただけたら幸いです。
いつもお世話になっている方。地図に関しての情報をいただきました。確認してみると、おっしゃる通り利用の幅が広がっておりました。また、ハイキングをなさったということで、湖の上を通れるなど貴重な情報をいただきました。イベントでは直接こうした情報交換が出来るのがいいですね。そのほか、プライベートなお話もさせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。
大阪市営渡船に関しては、大阪の方やそちらへ行く予定の方など、反応がたくさんあったのが嬉しかったです。コアな話もさせていただきました。個別に挙げるとキリがないので、これくらいでご勘弁を。
また、今回はゲームブックに興味をお持ちいただいた方がいつもよりも多かったです。コミックマーケットでは反応が多いのですが、今までの文学フリマではなぜか反応が少なかったんですよね。新刊の発行までしばらく時間がかかると思いますので、気長にお待ちください。
そして複数の作品をお買い上げいただいた方もいらっしゃいまして、本当にありがとうございます。創作の励みにもなります。これからもがんばって制作していきます!
私の住んでいる地域の近くからいらっしゃった方もおられて、少しその話もさせていただきました。世の中、広いようで狭いものなのかもしれません。でも出会う確率は決して高いわけでもなく、やはり何かのご縁があるから出会うのだと思います。またご縁の重なりますことを。
旅神社の御朱印に興味をお持ちの方もいらっしゃいました。旅に関するご利益があると思いますので、素敵な旅に恵まれることをお祈りしております。
お隣のSEARCH ANDさん、ペレグリノスさん、トーカさんほか近隣のサークルの皆様、お世話になりました。また、ありがとうございます。今後もまたお気軽に話をしにいらっしゃってください。ブースやPOPなど写真の撮影も大歓迎です。POPなどに注目してくださる方は少ないので嬉しく思います。
――という感じで、まだまだ書き足りないくらいなのですが、今回はこれくらいで。なお、見本誌の回収などで数分だけブースを空けている時がありまして、そのタイミングでいらっしゃった方もいたようです。申し訳がありません。
全体的な感想ですが、今回は閉会時間間際までたくさんの方がいらっしゃったように感じます。往来が途切れる時間も少なかったのではないでしょうか。それとともに、会場は熱くて暑かったです。皆様の創作に対する熱は青天井ですね。また、冷房が入っていたという放送がありましたが、それでもフロアは暑かったです。
こうしてあっという間に夢の時間は過ぎていき、イベント終了となりました。相変わらず皆様の撤収作業はお早いです。私、いつも焦ります。そして片付けを終えたあと、京浜急行バス(森28系統)で大森駅へ出て帰宅となりました。森28系統はほぼ確実に座れますのでありがたいですね。途中で大森車庫も経由するのでバスも眺められますし♪
なお、今回ブースにお立ち寄りいただいた皆様の男女比は6:4くらい。最近はこの割合が多いですね。
◆
新刊は大阪市営渡船の全8航路や渡船場跡6か所などを巡った『大阪市営渡船旅行記』と、1日1往復以下の路線へ多数乗った『東京東部 東武バス旅行記』、東京のコミュニティバスのデータをまとめた『東京都コミュニティバス 全路線データブック』の特別区編と北多摩編、告知はしていませんでしたが無料配布の『そよ風通信 第19号』、じゃりン子チエのデータをまとめた『じゃりン子チエ 私的データブック』、毎回お預かりしてお持ちしている旅神社の御朱印などでした。
今回は以下の作品が完売となりました。
・渡船が結ぶもの ~関東に残る渡し船の記録~
・32署59か所 都区内駐在所旅行記
・東京特別区&三多摩 17区市町村63路線! コミュニティバス旅行記
・たまたま? たまに! 多摩地域都バス旅行記
・新装版 ぐるり環七&多摩 路線バス旅行記
・東京横断 京王バス旅行記
・茨城県日立市 大甕神社&自動運転バス旅行記
なお、総部数は前回(第二十八回文学フリマ東京)より増となりました。前回が少なかった反動かもしれません。
ここで皆様へお知らせがあります。今回をもちまして『凍死寸前! 冬の東北ローカル線旅行記』を不定期頒布とさせていただきます。ただ、絶版ということではないので、ご入り用の方は事前にご連絡ください。増刷対応いたします。ただし、これはご連絡がなければ増刷しないということでもありますが。
また、事前にお知らせしていました通り、原材料費の高騰により『東京東部 東武バス旅行記』の価格を次の出展時から200円値上げさせていただきます。ご了承ください。
◆
次回の出展は2019年12月31日に開催予定のコミックマーケット97です。来年の確定している予定に関しましては、年始にお知らせする予定です。
次の更新は12月中旬の予定です。近況報告やコミックマーケット97関連の情報をお知らせします。なお、そのほかに臨時で告知が入るかもしれません。
本日もご来店いただき、ありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。
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