第二十八回文学フリマ東京のお礼とご報告
いらっしゃいませっ! 支店長の湯浅でございます。
5月6日に東京・大田区平和島の東京流通センターにて第二十八回文学フリマ東京が開催され、『そよ風文芸食堂』のブースにはたくさんの方にお越しいただきました。ありがとうございます!
まずは皆様に御礼を申し上げます。
本をお買い上げいただいた方、ありがとうございます。楽しいことや面白いこと、興味深いものは意外と身近にあるものです。ぜひ皆様も私の作品をきっかけに、そうしたものを見つける旅へ出かけてみていただけたら幸いです。
立ち読みや雑談をしていただいた方、ありがとうございます。貴重なお時間をいただき、大変恐縮でございます。今後も色々なネタをご用意してお待ちしておりますので、またお気軽にお立ち寄りいただければ幸いです。
イベントに参加した全ての皆様、ありがとうございます。お疲れ様でした。今回は来場者数が過去最高ということで、ともにさらなる発展を目指していきましょう。
◆
では、当日の私についてお話します。
今回はいつものルート(都営バス・品98系統)を使い、大田市場付近から東京流通センターへ徒歩で移動しました。ただし、この日は大田市場の臨時開場日ということもあり、バスは臨時ダイヤでの運行。しかも行先も東京流通センターに一番近い『大田市場北』ではなく、平日の市場開場日と同様に市場の敷地内にある『大田市場』へ変更となっています(大田市場北は通過)。通常の休日であれば、大田市場北で発着しているんですけどね。
そのため、今回は大田市場北のひとつ手前の『ダイトー大井物流センター』で下車し、そこから歩くこととなったわけです。これにより徒歩での移動距離はいつもより少しだけ長めとなりました。もっとも、このふたつのバス停間距離は短めなので、増えたといってもせいぜい百メートルくらい。特に問題はありません。
問題となったのは、運行本数と乗客数のバランスなんですよね……。
というのも、この日は長期連休最終日かつ週明けの月曜日ということもあり、沿線にある倉庫街や物流センターなどの一部では営業を再開。つまりそれらの場所で働く皆様がバスを利用します。一方、祝日の臨時ダイヤということで、運行本数は平日と比べて大幅に少ないまま……。
よって、始発点である品川駅のバス停では長蛇の列ができる結果となっておりました。列が伸びすぎて、辿っていかないと最後尾が分からないほどです。
もともとこの路線は朝に混雑しますし何度もその状況を体験していますが、これほどの混雑振りは見たことがありません。私がバス停に到着した時、「こんなに並んでんのっ!?」と目を白黒させたほどです。
当然、並んでいた人の数が多すぎて1台の車両に乗りきれず、私は次の便まで待つこととなりました。これで20分のロスです。ただ、予定よりも少し早く品川駅へ到着できていたので、これならまだ遅刻せずに済みます。やはり余裕をもって行動しておくというのは大切ですね。ま、どうにもならない時はモノレールを使うルートへ変更すればいいだけですけど。
その後、私は列の前の方にいたということもあり、無事に次の便へ乗車。ちなみにこの便でもバス停で待っていたお客さんの全てを乗せることはできなかったのですが、今回は直後に続行便(臨時で2台目の車両が手配)が出され、長蛇の列は解消となりました。どうやらこの混雑状況が運転手さんから営業所へ報告されていたようです。
――実はこの続行便、臨時の手配ということで行先が『大田市場北』だったんですよね(途中のバス停で乗客のほとんどが降りてしまうので、市場の敷地内まで行かなくても大丈夫だと判断したようです)。もし列の後ろの方ならそちらに乗れたわけで、それなら歩く距離がいつも通りだったことでしょう。一方、混雑しているからといって続行便が出るとは限らないので、バス停に並んだタイミングはどちらがよかったのかの判断は難しいです。
こうして私はいつもより遅れて会場に到着となりました。そして出展者用の待機列に並び、10時になると中へ入ってブースの設営です。
なお、今回は従来から使用している立体什器やポスタースタンドのほかに回転させられる回転什器(愛称・回什くん1号)を導入。これにより陳列できる作品数が増えました。
什器類はいずれも自作で、遠征する可能性も考慮し、強度だけでなく重量やコンパクトさも重視した設計となっております。また、やはり新規導入の回転什器は実際に使ってみて改善点がいくつかあったので、今後も改良を加えていく予定です。
ブース自体は毎回、何らかの工夫や改善をおこなっています。今回はポスター、POP、回転什器導入に伴う新規POPほかの改善をしております。
さて、開場後はいつものようにたくさんの方にブースへお立ち寄りいただきました。常連の皆様やご無沙汰していた皆様、初めての方など様々です。今回は会場がワンフロアになったということで、いつも以上に全体が賑わっていたような気がします。ただ、ブースの位置が隅の方だったということもあり、個人的には見本誌コーナーが遠かったというのが不便に感じました。
また、チラシコーナーのキャパシティが足りないように思いました。私が行った時点では、ほぼスペースが埋まっているような状態で、チラシを置くのに四苦八苦している方がたくさんいらっしゃいました。現状のキャパシティから増やせないなら、ひとつのサークルで1種類とかA4サイズ1枚分の面積までとか、何らかの制限を付けた方がいいような気がします。
それと机の配置ですが、縦方向の通路と比べて横方向の通路が島端にしかなく、島の中央部にも横方向の通路があるといいなと思いました。
ブースや会場では様々な方とお話しさせていただきました。ただ、私はひとりで出展している関係で、その範囲は限られてしまっております。ほとんどブースから離れられない(見本誌・チラシの提出・回収の時以外はブースに常駐)というのがなんとも歯がゆいです。体がふたつあればいいんですけどね……。
また、今回の出展では外国人の方が何人かブースにいらっしゃいました。そして本文の全てが英語で書かれたバスの本をご覧になったりお買い求めいただいたりしました。需要を無視し、完全に『自分が作りたいから作った』という本だったので、ご覧いただけたことがすごく嬉しかったですね。
さらに陳列位置を変えたことで、今まで目立ちにくかったゲームブックもお手にとっていただけるようになったのも嬉しかったです。
もちろん、旅行記をたくさんの方に見ていただけることも幸せなことだと感じています。特に真っ直ぐうちのブースに来ていただいた方もいらっしゃって、本当にありがたいことだと思っております。
それとブースにお立ち寄りいただいた方の中で、私の活動に共感していただける方が毎回おひとりはいらっしゃるのも嬉しいです。その時に『やっててよかったなぁ』と感じます。その皆様のお気持ちに応えるためにも、さらに精進したいと考えております。
なお、今回もイスは使わず、ずっとブースに立ちっぱなしで対応をさせていただきました。座ると立体什器によって私の姿が隠れ、ブースに誰もいないように見えてしまいますから。
さらにこれはいつものことなのですが、イベント開催時間中は食事をとらず(食べている時間がないので)、お茶による水分補給のみでした。これに関してはバス旅では似たような状況になることがよくありますので慣れたものです。ただ、体力的な問題もありますので、限界が来たら素直にエネルギー補給をするつもりではいます。
こうしてあっという間に時間は過ぎていき、イベントは終了。その後、たまには違う経路で帰ろうということで、数年ぶりに大井競馬場まで徒歩で移動し、そこから品93系統(目黒駅前行き)に乗りました。品93系統は品98系統と比べて運行本数が多いというのがメリットですね。一方、徒歩での移動距離が長くなるというのがデメリットです。
なお、ブースにお立ち寄りいただいた皆様の男女比は6:4くらい。年代は子どもさんからお年寄りまででした。
◆
新刊は墨田区の隅田川沿線にある、七福神を祀った寺社を巡る『隅田川七福神巡り旅行記』と、本文が全て英語のバスの本『HOW TO GET ON AND OFF A FIXED-ROUTE BUS IN JAPAN !』、準新刊としては第三回文学フリマ前橋で発行した『旅で出会ったネコと動物フォトブック』『茨城県日立市 大甕神社&自動運転バス旅行記』でした。
そのほか、旅神社の御朱印もあったのですが、お訊ねになる方がいらっしゃいませんでしたねぇ。旅に関してメッチャご利益がある(実体験済み/個人の感想です)ので、ぜひお分けしたかったんですけどね。ただ、こればかりはご縁ですから、仕方ありません。
今回は以下の作品が完売となりました。
・徒歩と都バスで東奔西走!! 東京23区役所旅行記
・2018年下半期版 東京都コミュニティバス全路線データブック ~特別区編~
なお、総部数は前回(第二十七回文学フリマ東京)より減となりました。前回が多すぎたという、その反動もあるでしょう。ほかにも原因が考えられますが、それについては次回に対策を立てることにします。
ここで皆様へお知らせがあります。今回をもちまして『JR北海道 乗りつぶし旅行記』と『徒歩と都バスで東奔西走!! 東京23区役所旅行記』を不定期頒布とさせていただきます。いつものことですが、ラインナップが増えたことによりブースへの陳列が難しくなったためです。スペースに余裕ができた場合やお問い合わせをいただいた場合のみ、陳列いたします。持ち込みはしていますので、お気軽にお申し出いただければと存じます。
JR北海道 乗りつぶし旅行記はそよ風文芸食堂の記念すべき旅行記第一作ですので、その特権として絶版にはしません。
◆
次回の出展は未定です。実は申し込みをしているものはあるのですが、諸事情により中止あるいは変更となる可能性がありますので、確定次第お知らせします。
次の更新は5月下旬の予定です。近況報告と小旅行記(毎年恒例の『あのイベント』の参加記録)を公開する予定です。
本日もご来店いただき、ありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。
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