第20回島村渡船フェスタ旅行記
今回は2015年5月31日に行なわれた『第20回島村渡船フェスタ』の旅行記を公開します。これで同イベントには4年連続4回目の参加となりました。
なお、過去の参加記録は以下をご参照ください。
・第17回島村渡船フェスタ(2012年)の様子は『特別編 島村渡船フェスタ旅行記』および『私鉄と路線バスで行く 1都5県渡船旅行記』にてご覧ください。
・第18回島村渡船フェスタ(2013年)の様子はこちら。
・第19回島村渡船フェスタ(2014年)の様子はこちら。
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事前の天気予報では雨が降るという予報も出ていたのですが、前々日になって曇りへと変化。さらに当日は曇りどころか晴れとなりました。
今回もスタートは東武伊勢崎線の境町駅南口で、到着時刻は8時27分。もはや恒例ですね。ここで昨年から運行を開始し、前回の時にも利用した『境島村シャトル』に乗ります。発車時刻は9時25分。約1時間待ちとなります。
駅前で待っていると、同じ電車でやってきたおじいさんがタクシーを探していました。駅前のタクシー事務所には人がおらず、停まっていたタクシーも電車が到着した直後にほかの方が乗ってしまっていません。
「このバスは●●(地名)の方に行くのかねぇ?」
「行きますよ-。次のバスまで1時間くらいありますけど」
私とおじいさんはそんな感じで会話を始めました。歩けば30分くらいだとか、昔はここから深谷の方までバスがあったとか、色々です。
「タクシーに乗りたいんだけど、誰もいないんだよなー」
「だったら電話をして呼んでみたらどうですか?」
「電話持ってないんだよー」
「呼びましょうか? 私、ケータイ持っているので」
「おう、だったら途中まで乗っけてってやるよー」
というわけで、タクシーを呼んであげました。それで途中まで便乗させていただくことに。目的地ではおじいさんに御礼を言って、そこから徒歩で会場へ向かうことにしました。
いやぁ、今回も『旅の女神様』のお導きと言いましょうか、素敵な出会いがありました。
土手の道を歩いていると、会場の南岸と北岸を結ぶ臨時バス(伊勢崎市のバス)が走ってきたので何事かと思っていると、今年は駐車場の位置が変わったようでした。それに伴い、駐車場へ入るルートも変更になったようです。
また、これにより臨時バスの乗り場が従来の『利根川水辺プラザ公園』から河川敷の駐車場へ変更になりました。これは便利! 今までは土手を越えなければならなかったので、移動の手間が少なくなります。
近年は毎年参加していますが、何かしらは変更になりますね。しかも便利な方向に。ありがたいことです。
この日は晴れたのは良いのですが、かなり風が強く砂埃もたくさん舞っています。散水車も出ていたのですが、この広い河川敷全体をカバーするのはさすがに難しいですよね。
今回は自衛隊ボートによる利根川遊覧がないので、少し残念です。でも渡船には乗れるからいいやー――と、思っていたのですが、この強風の影響でなんと一時的に運休とのこと! 今年の渡船フェスタは何かが起きそうな予感……。
←渡船乗り場(写真・左)/焼きまんじゅうの準備は出来ています(写真・右)
開会式が始まるまでは会場を見て回り、各ブースのチェック。今年はレイアウトが大きく変わり、子ども向けのジャブジャブ池も規模が小さく浅くなっていました。
なんといっても焼きまんじゅうと試食コーナー(おやきときんぴらおこわ)のチェックは欠かせません。また、給水車ではお水をいただきました。
開会式が始まり、お偉いさんたちの挨拶が終わったら伊勢崎市議の定方さんにご挨拶。お元気そうでなによりでした。
定方さんのブログはこちら。
←ジャブジャブ池(写真・左)/伝統芸能の披露(写真・右)
あとは焼きまんじゅうが始まるまで会場をぶらつきます。ジャブジャブ池は相変わらずの盛況ぶり。鮎の放流も眺めました。ただ、渡船は運休したままで、結局この日は強風で危険と判断され終日運休が決定してしまいました。
乗り場も早々に撤去が開始され、ちょっと残念です。
ここで会場の模擬店を見ていると、おやきの配布が始まっていたのでいただきました。きんぴらおこわはまだ配布されていないようです。さらに隣では焼きまんじゅうの配布も開始されます。
ただ、今年はなぜか焼きまんじゅうが袋に入っていて、串も刺さっていません。すると直後にその理由が判明します。
『本日の渡船フェスタは強風のため、10時40分で終了となります』
その案内放送が会場に流されました。まぁ、こればかりは自然が関係することなので仕方ないですね。砂埃がひどいのはもちろんですが、テントが吹き飛ばされると大変ですから。
焼きまんじゅうを配布しているおじさんと並んでいたおじさんは、
「あれ? 焼いてないの?」
「今年は焼きまんじゅうじゃなくて、焼いてないまんじゅう。風が強くて危ないから」
「タレはないの?」
「タレはこの風のせいで砂が入っちゃうから」
←焼きまんじゅう用の道具がすでに片付けられていました。
という会話をしていました。ちなみにきんぴらおこわは配布中止となったようです。いつもは即配布終了となるおやきも、今回は早々に帰ってしまった人が続出した関係で並ばずにもらえる状態でした。
さすがにこのままでは模擬店の皆様が困ってしまうと思ったので、コロッケなどを購入。野菜は別の場所で販売や配布が出来るでしょうけど、作ってしまったものは腐らないうちにみんなで食べるしかありませんからね。
←利根川南岸(写真・左)/境島村シャトル(写真・右)は結局、乗りませんでした……。
とりあえず、臨時バスは運行されているようなので南岸へ渡り、そちらの様子も見ました。こちら側ではもっとゆっくりしたかったんですけどね。今回は大人しく私も引き上げます。
時間が余ったので、このあとは華蔵寺公園へ行くことにしました。島村蚕のふるさと公園から伊勢崎市コミュニティバス『あおぞら』の『境シャトル』で伊勢崎駅北口へ。境町駅から鉄道を使った方が早いのですが、コミュニティバスに乗りたかったものですから……。
途中までは空いていましたが、境町駅を過ぎると車内は混み合います。沿線の景色の写真撮影などはコミュニティバス旅行記などの例があるので慣れたものです。ちなみに伊勢崎市の『あおぞら』は全線全区間が無料というのも嬉しいですね。
途中では小学生が1区間だけ乗ってきたのですが、どうも初めてひとりで乗ったらしいです。その初々しさが、過去の自分と重なってほのぼのとしました。
伊勢崎駅からは『赤岩シャトル』に乗り換え、華蔵寺公園へ。親子連ればかりで、おっさんひとりの私としてはちょっと気まずい……。園内の雰囲気は、都内の荒川区にある『あらかわ遊園』の規模を少し大きくしたような感じでしょうか。でもこちらのジェットコースターや観覧車は本格的なヤツです。
また、ここにはかつてC61があったのですが、現在はJR東日本で動態復元されて活躍しています。代わりに今は183系があります。実はここで一悶着あったのですが、それはまたいつかお話ししましょう。
←183系(写真・左)/観覧車から見える景色(写真・右)
そのあとは観覧車へ。70円券4枚(280円)で乗れます。ひとつのゴンドラには6人まで乗れるそうですが、私はひとりですので広々と乗せていただきます。
周りに高い建物が一切ないので、景色は最高です。晴れの天気は観覧車に乗るには良かったですね。風はすごかったですけど……。高所恐怖症の方はご注意ください。
公園内には突然変異で巨大化した昆虫がのさばっていました。でも大人しい性格なのか、子どもたちには大人気です。
こうして再び伊勢崎駅へ戻り、東京へ戻ったのでした。
◆
今回はこんな感じでした。まさか強風でイベントが終了になってしまうとは思いませんでしたけどね。この日は砂埃がとにかく酷くて、汗をぬぐうとハンカチやタオルが真っ黒になりました。
イベントの各所で色々と便利に改善されていただけに、途中で終わってしまったのは残念です。ただ、おそらく来年以降もそれは引き継がれるでしょうから、今後の楽しみということで。
次回の更新は数日後の予定です。ちょっとしたご報告があります。
本日もご来店いただき、ありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。
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