(ウ-66) そよ風文芸食堂・ありがとうございますっ! 第十五回文学フリマのご報告
いらっしゃいませ。支店長の湯浅です。
第十五回文学フリマでは『そよ風文芸食堂』のブースにたくさんの方にお越しいただき、ありがとうございますっ!
今回は当日の様子とご報告、エピソードなどをいつもより少し詳しく書いてみようと思います。
11月18日、起床は2時30分ごろ。ツイッターを覗いてみると「これから寝ます」という方がいらっしゃいました。ちょっと羨ましいです。
準備や梱包はほぼ終わっていたのですが、フリーペーパーだけは印刷がまだだったので、近所のコンビニ(『宇宙戦艦ヤマ●トヨーコ』に出てくるキャラクターみたいな名前の店)へコピーしにいきました。
その後、身だしなみを整えたり雑用を済ませたりしてから自宅を出ました。時刻は6時ごろ。自宅は都区内なのですが交通の便が悪い場所のため、この時間に出発しないと間に合わないのです。リュックには新刊を、キャリアカートには既刊や什器などを、そして胸には希望を詰め込んで出発です。
会場に到着したのは9時を少し過ぎたあたり。出展者の列の二番目でした。最初に並んでいた方とご挨拶をして列に加わります。ちなみにこの方は開場後にフリーペーパーを配りにいらっしゃいました。今後もお気軽にブースへお越しくださいませ。
列に並んでいる間はいつものように厚紙製のオリジナル什器(Ver.3)の組み立て。既刊が増えてきたので、今回から4冊×4列で計16冊が陳列できる新型を導入しました。組み立ても容易にできるように改良したので、全て終えるまで5分でした(Ver.1は40分、Ver.2は20分かかっていました)。
出展者向けの開場後はブースで什器やPOPの設営です。今回は什器を新しくした関係でPOPもあわせて新規に制作。従来の『駅名板』や『バス停』のPOPに加え『列車』『路線バス』『船』『本』の4種類のイラストPOPがデビューしました。なかなか可愛らしい出来なので、皆さんも機会があればぜひご覧になってみてくださいね。
11時になり一般開場となりました。今回、最初にいらっしゃったのは女性の方。関東9か所の渡し船を巡った新刊の旅行記をお買い上げいただきました。ありがとうございます。すごく嬉しかったですっ!
また、事前にご連絡いただいていた方も午前中の早い時間にいらっしゃいました。貴重な品物もいただき、ありがとうございます。私の作品で少しでも楽しんでいただけたら幸いでございます。
その後、午前中は人の流れが少なかったのですが、ありがたいことにお立ち寄りいただいた皆様が断続的にいらっしゃいました。貴重なお時間をいただき、また、立ち読みや雑談をしていただきありがとうございます。
午後に入ると会場内は賑やかになってきたようで、周りのサークルさんも大忙しだったようです。なお、オカルト本を扱う『とうもろこしの会』さん(ウ-65)や名作・赤羽台団地の本を扱う『季節外れの気まぐれサリンジャー』さん(ウ-67)と交流させていただきました。その節はありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
第十五回文学フリマは前回と比べて開催時間が1時間延長になったということで、いつも以上にたくさんの皆様にお立ち寄りいただいたように感じています。我々にとっては時間延長の効果はあったようです。
やがて17時になり、イベントは終了。事務局の皆様、他の出展者の皆様、ご来場いただいた皆様、カレー屋の皆様、会場近隣の皆様、ありがとうございます。無事にイベントが成功したのも皆様のおかげでございます。今後ともよろしくお願いいたします。
――さて、実は帰宅途中にちょっとしたことがありました。
いつもなら往路と同じルートで帰るのですが、今回は気分的に復路はいつもと違ったルートにしようと思い至り、北へ向かって歩いていきました。相変わらず『旅の虫』が騒いだようです。しかし曖昧な記憶と暗さのせいで道に迷ってしまい、平和島近辺を1時間ほどさまよっておりました。
大量の荷物を背負って&引っ張っての徒歩移動。今日は旅行記で使う旅じゃないので、自虐ネタはいらないのに……。
でもきっとこれはいつもの『旅の女神様』のお導きのなのだと信じ、落胆せずに家路を進むことにしました。そしてその後、やはりそうであったと確信させられる出来事に出会うこととなります。
それは私の乗っていたバスが某観光名所の前にあるバス停に停車した時のことでした。40代くらいの男性がバスに乗ってきて、
「ここから小岩駅に行きたいんですけど、どうやったら行けますか? 電車を使わずにバスだけ乗り継いで行きたいんですけど」
と運転手さんに問いかけたのです。
でもバスの運転手さんは自分の管轄外の路線に詳しいとは限りません。この運転手さんもよく分からなかったようで、無線で営業所に問い合わせをしていました。それでもよく分からずに困っていたようなので、
「このバスの終点で錦糸町駅行きへ乗り換えればいいですよ。錦糸町駅から小岩駅行きのバスに乗り換えられますから」
と教えてあげました。さらに終点では錦糸町駅行きのバス停までその方をご案内――ということがあったんですね。
きっと『旅の女神様』はこの方への案内をさせるために、私を道に迷わせたのだと思います。――そうですよね、旅の女神様?
というわけで、第十五回文学フリマの当日の様子はこんな感じでした。では次に『そよ風文芸食堂』の出版物に関してのご報告です。
今回もたくさんの皆様に本をご覧いただき、ご購入いただきました。ありがとうございます。すごく嬉しいです。いつも顔をお見せいただいている方がいらっしゃらなかったのが心残りではありますが、都合のつく時にまたいらしゃってください。お待ちしております!
さて、新刊は関東9か所の渡し船を巡る旅行記、小説集、大阪対応のガイドなどでした。結果、完売したのは――
・JR北海道乗りつぶし旅行記
・0泊6日!? 夜行快速旅行記(立ち読み用の紐綴じも含める)
・お気楽散策!? 三陸旅行記
・ぐるり環七&多摩 路線バス旅行記
・徒歩と都バスで東奔西走!! 東京23区役所旅行記
・私鉄と路線バスで行く 1都5県渡船旅行記
の6種類でした。
夜行快速旅行記や区役所旅行記はいつも完売してしまうので多めに増刷したのですが、それでも足りなかったようです。完売後に購入を希望していただいた方、申し訳ありませんでした。次に出展する際にはもう少し多く増刷します。
ちなみに諸事情により通販・委託販売はおこなっておりません。……が、そろそろそういう販路も本格的に検討した方がいいんでしょうかねぇ。
今回、特に嬉しかったのは新刊の渡船旅行記が完売したことです。実は私の作業ミスで初版発行部数が予定よりも多くなってしまい、どうしようかと思っていたのです。でも結果的に多く制作して正解でした。これは『文学の女神様』のお導きでしょうか?
一方、小説集の新刊は旅行記に埋もれてしまったのか、残念な結果に終わりました(既刊は少し出ましたが……)。もっとさまざまな面において、工夫が必要なのかもしれません。
「うちは小説集もあるんだよぉおおおおおおぉー!!」
――はい、この場を借りて宣伝させていただきました。
なお、既刊を含めた販売総数は過去最高となりました。これは全て皆様のおかげです。ありがとうございます! 睡眠時間を削り、余暇をつぎ込んでやってきた苦労が報われた気がします。
素人の制作した本ではありますが、いつも述べさせていただいているように情熱はプロにも負けないという気でやっています。そしてよりよい作品を世に出せるよう、今後も精進していきます。たくさんの皆様の期待にこたえるためにも、体力が続く限り創作活動を続けていきます。
こんな感じで第十五回文学フリマのご報告は終了です。
次回の更新は近日中の予定です。在庫の状況や新刊情報などを更新する予定です。
本日もご来店いただき、ありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。
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