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2010年5月

2010年5月28日 (金)

情報を追加・修正しました&今後の予定

いらっしゃいませーっ!

第十回文学フリマで発売した出版物の情報を更新しました。各出版物の内容詳細や特別特典の情報を追加です。

←カテゴリーの『出版物案内』の項目をご覧下さい。

 

さて、現時点での今後の予定をお知らせいたします。次回の出展は、12月に開催予定の『第十一回文学フリマ』の予定です。抽選に漏れなければ参加することを決定しました。

すでに次回作の計画は始動しましたっ!

予定では――と、現時点で公開してしまうには早すぎますねっ! もう少し経ってから詳しい情報を公開します。ただ、すでに計画自体はほぼ固まっています。ご期待下さい!

 

次回のプログ更新は未定ですが、近いうちに独り言でも呟こうかなぁと思ってます。今回はこの辺でおしまいにしたいと思います。

本日もご来店いただき、ありがとうございました。

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2010年5月27日 (木)

ちょっぴりエッチで かな~りおバカな番外編 東京23区都営バス東西南北縦横旅行記

Bus10 概要:2010年5月23日に東京・大田区(京急蒲田)にある大田区産業プラザPio・大展示ホールで行われた『第十回文学フリマ』で初版発売。

 

当店で2冊以上お買い上げの方への特別先着特典としてお付けしました(希望者には販売)。現在は販売のみの取り扱いとなっています。

東京23区の都営バスで東西方向、南北方向の端から端へ都営バスだけで移動した旅行記です。

東西方向は2010年4月3日、南北方向は4月10日に旅をしました。

詳しい内容やデータは ↓の『続きを読む』をクリックしてご覧下さい。

 

続きを読む "ちょっぴりエッチで かな~りおバカな番外編 東京23区都営バス東西南北縦横旅行記"

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2010年5月25日 (火)

そよ風文芸食堂(N-6)・大完売御礼! 第十回文学フリマ

 いらっしゃいませ。

 5月23日に開催された第十回文学フリマでは、非常に多数のお客様にお越しいただきまして、ありがとうございましたっ! 大感謝、大感激でございますっ!

 天気が雨だったにも拘わらず、多数の方がご来場されたのを目の当たりにして、みなさん本当に本が好きなんだなぁとあらためて感じました。

 来場者は回を重ねるごとに増えているようで、それはみんなで盛り上げようという雰囲気があるからではないかと思います。

 さて、我々『そよ風文芸食堂』はおかげさまで出展物のほとんどが完売となりました。特に2冊以上買っていただいた方への先着特典(希望者には販売)として作った都営バス旅行記は正午を少し過ぎた所でなくなってしまい、午後にいらっしゃった購入希望の女性の方には申し訳なかったです。

 今回は――

・ちょっぴりエッチで かな~りおバカな 0泊6日!? 夜行快速旅行記

・ちょっぴりエッチで かな~りおバカな JR北海道乗りつぶし旅行記 第二版

・短編・掌編小説集『しあわせランチボックス 第二食』

・ちょっぴりエッチで かな~りおバカな番外編 東京23区都営バス 東西南北縦横旅行記

の4種類が完売しました!

 また、蒲田まで行くのにお得なバス・鉄道などの乗車券類を集めた“文学フリマ参加者のための『お得な乗車券』ガイド”も想定部数をお買い上げいただきました。

 皆様、本当にありがとうございましたっ! これからももっと精進し、皆さんに楽しんでいただける本を提供していきますっ!

 なお、今回のお客様の中で、

「ホームページを見ました。情報が詳しくて、すごく分かりやすいです」

とおっしゃっていただいた女性の方がいらっしゃいました。

 実は内心すごく嬉しかったんですよ。でも私自身、ちょっと照れくさくてあまりお話が出来なくてごめんなさいでした。ぜひコメントやメールなどで感想やお話を聞かせてくださいっ! そして、ぜひまた来てください。今度は大サービスしちゃいますからっ♪

 鉄道の話を熱く語り合った鉄道ファンの男性の皆様、楽しい時間を共有させていただきまして、ありがとうございました。前回も来ていただいた方がいらっしゃって、すごく嬉しかったです。またお話をしましょう! 私の方もコアな話題を仕入れておきますっ!

 隣のブースだった新嘲文庫さん、石窯さん、お疲れ様でした。ご迷惑・気付かぬ点も多々あったかと存じますが、今後も何卒よろしくお願いいたします。

 立ち読みをしていただいた皆様、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。今度はもっと楽しんでいただける作品を作れるように努力します。

 全ての来場者の皆様、運営の皆様、ありがとうございました。またお会い出来る日を楽しみにしています。

 すでに第十一回文学フリマの開催も決定しているようで、参加可能なサークル数も拡大するとの事。可能であればまた参加します。

 これからもぜひ『そよ風文芸食堂』をよろしくお願いいたします。

 本日もご来店いただき、ありがとうございました。

 

 なお、文学フリマ事務局通信にトラックバックしました。

 http://d.hatena.ne.jp/jugoya/20100523

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2010年5月23日 (日)

本日は第十回文学フリマですよー!

いらっしゃいませ。

さて、とうとう第十回文学フリマの当日になりました。『そよ風文芸食堂』はN-6に出展いたします。立ち読み、冷やかし大歓迎なので、ぜひお立ち寄り下さい。

詳しい出展内容は以下の記事をご覧下さい。

どうやら天気は雨になるようで、それだけが残念です。でも「雨でも行って良かった」と思っていただけるようなイベントにしたいですね。

会場には世話人の私が参ります。コアなトークからちょっとした挨拶まで、どうぞお気軽にお声をおかけください。本には書けなかった秘密のお話などもしちゃうかもしれませんよっ!

それでは、会場で皆様のお越しをお待ちしております。本日もご来店いただき、ありがとうございました。

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2010年5月17日 (月)

第十回文学フリマまで一週間を切りました

 本日もご来店、ありがとうございます。

 第十回文学フリマへの出展情報 その3です。確定情報です。

  

【第十回文学フリマ】

開催日時:2010年5月23日(日曜日)11時から16時まで

場所:東京・大田区(蒲田)の大田区産業プラザPio

なお、入場料はかかりません(無料です)。

最寄り駅:京急本線・京急蒲田(徒歩3分)、JR京浜東北線・蒲田(徒歩13分)、東急多摩川線/池上線・蒲田(徒歩15分)

なお、蒲田と京急蒲田は離れておりますので、徒歩がイヤだという方は京急バス(当該区間の運賃・現金で支払う場合のみ100円です。ICカードなどは通常料金です)をご利用下さい。

『そよ風文芸食堂』のブース:N-6(会場に入って左にある、壁側の通路を直進。出口へ直進できる通路で右に曲がってください)

出展物:今回は以下のラインナップとなっています。マークが付いているものは新刊です。詳細については、←カテゴリの『出版物案内にまとめてありますので、そちらもご覧下さい。

 

Mlryokouki_6・ちょっぴりエッチで かな~りおバカな 0泊6日!? 夜行快速旅行記

 夜行快速列車〔ムーンライトえちご・ながら・信州〕の3種類を中心に、鈍行列車(一部優等列車)で南東北~中部地方を乗りつぶした旅行記です。ムーンライトのほか、大糸線キハ52形、急行〔能登〕などの写真もあります。

 前作に比べ、エッチ度&おバカ度がアップ? しています。また、今回はちょっとだけ真面目に哲学もしてみました。

 旅行記となっていますが、読み物としても楽しめます。ニヤけずにご覧下さい!
 各種データや旅のヒントも満載です。鉄ちゃんも一般の方も、そして読書好きの人も楽しめる内容になっています。

Otoku10・2010年初夏版 文学フリマ参加者のための『お得な乗車券』ガイド

 文学フリマ会場のある蒲田(京急蒲田)まで行くのにお得な乗車券を紹介。地方発の乗車券を増補しました。なお、2010年3月に鉄道・バス数社のお得な乗車券類に改訂がありました。それにも対応しています。

 一部の駅を発地として例に挙げ、実際の使用例を乗り継ぎ時刻と共に収録しています。

 

Bus10_2・ちょっぴりエッチでかな~りおバカな番外編 東京23区都営バス 東西南北縦横旅行記

 購入者特典を別に企画していますが、こちらは2冊以上買っていただいた方への特別特典です。無くなり次第、終了します。制作部数は少ないです。

 これだけ欲しいという方には有料で販売します。でもあくまでも『特典』なので内容はあまり期待しないで下さい。詳しい内容は実際に会場で!

 

03・そよ風通信・第3号

 出展内容をご紹介する新聞です。無料配布しますが、数に限りがございますのでお早めにどうぞ。会場のチラシコーナーにも少しだけ置く予定です。

 

 

Ryokouki001 ・(既刊) ちょっぴりエッチで かな~りおバカなJR北海道乗りつぶし旅行記【第二版】

 第九回文学フリマで発表したものです。

 内容は、東京~北海道内を鈍行列車を乗り継いで旅をした記録です。旅行記となっていますが、読み物としても楽しめます。ニヤけずにご覧下さい!
 各種データや旅のヒントも満載です。鉄ちゃんも一般の方も、そして読書好きの人も楽しめる内容になっています。

 第九回文学フリマでは、大好評につきすぐに完売してしまいましたので、第二版を制作しました。ボリュームが僅かに増えています(ホントに少しですケド……)。ただし、今回も発行部数は少なめなので、ご購入の方はお早めにどうぞ。 

Siaran02

・(既刊) しあわせランチボックス・第二食

 第九回文学フリマで発表したものです。
 『しあわせ』をテーマにした短編・掌編小説集の新刊です。今回は三つの『ほのぼの・ほんわかストーリー』を詰め込んでいます。

 こちらは在庫僅少となっております。なくなり次第、終了です。リクエストがない限りは制作いたしませんので、興味のある方はお早めに。

 

Siaran001 ・(既刊) しあわせランチボックス・第一食

 春の文学フリマ2008で発表したものです。小部数ですが、再販売いたします。

 『ほのぼの・ほんわかストーリー』が凝縮された一品です。

 

 

 なお、既刊は会場の『立ち読みコーナー』には置けません。ご覧になりたい方はブースまでお越し下さい。

 

 ブースには世話人である私が参ります。当日は色々な話題で語り合いましょう。ブログや出版物には書けなかった話などもしちゃうかもしれませんヨ♪

 なお、ささやかなものではありますが、先着で購入者特典をご用意しています。

 冷やかし大歓迎、立ち読み大歓迎ですのでぜひお越し下さい! 皆様のご来店をお待ちしておりますっ!

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2010年5月 9日 (日)

第十回文学フリマ、出展作品を少しだけ公開

いらっしゃいませっ!

支店長の湯浅でございます。

 第十回文学フリマで発売予定の『ちょっぴりエッチで かな~りおバカな 0泊6日!? 夜行快速旅行記』の本文を少しだけ公開します。本には用語解説、写真などがありますが、ブログでは本文のみの公開となりますのでご了承下さい。また、一部ブログ用に修正しています。

 

【序章 第九回文学フリマにて】

 2009年12月6日、東京・蒲田の大田区産業プラザPioで第九回文学フリマが開催された。この本をご覧になっている方の大部分はご存じの事だと思う。

 その時にボクは『ちょっぴりエッチで かな~りおバカな JR北海道乗りつぶし旅行記』という作品を発表した。これは鈍行列車を使って東京~北海道内を旅した記録だ。『旅の女神様』に翻弄され、ボクは様々な体験や出会いをする事となった。

 今は亡き映画評論家のM氏が読んでいたら、

「いやぁっ! 旅って本当に素晴らしいものですねぇっ!」

 こんな感じのコメントをしてくれたであろう。ちなみにこのMとは、マゾという意味ではなくイニシャル(改名前のもの)である。別にボクは彼がマゾかどうかは知らないし、誤解されようと知った事ではない。ただ、トラブルになっても困るのできちんと補足説明をしておく。

 ――ちなみにこの文章を読んでデジャビュ(既視感)を感じた読者の方は『JR北海道乗りつぶし旅行記』を熟読していただいたか、あるいはモノに触れただけで作者(つまりボク)の記憶を読み取れるという超能力の持ち主であろう。もし後者であれば、涼宮●ルヒに目を付けられて振り回されないように注意してほしい。

 なお、この文章はコピペというような手抜きはしておらず、ちゃんと『無』から書き起こしている。その証拠に、文章の細部は変わっているはずだ。同じように見えても変化はあるのさ。ボクのファンの女の子なら、もちろん気付いてくれているよね?

 ――うん、分かってるさ、ボクもキミの事を信じているよっ!

 さて話を戻すが、前作『JR北海道乗りつぶし旅行記』はボクの魅力に惹かれた女性たちが殺到し、大人気となってしまった。結果としてお昼過ぎには完売してしまったのだ。

 午後になって来た熱心なファンの女の子は買えずに泣き出してしまい、本当に申し訳ない事をしてしまった。

 そうなってしまった以上、ボクは責任を取らなければならない。だって乙女の涙は尊いものなのだからっ!

 とはいえ、一夫一婦制の日本において、ボク1人では彼女たち全員を幸せにしてあげる事は出来ない。やはり愛は広く平等に与えてあげなくては不公平だ。

 そこで今のボクに何が出来るのか、雪が降り、心も体も凍りつくような寒さの中で滝に打たれながら考え続けた。だが考え込んでしまったばかりに、自分の体力の限界が分からなくなってしまっていたんだ。

「ボク、すごく眠いんだ……。パ●ラッシュ……」

 不覚にもボクは大聖堂――ではなくお寺の本堂の中で倒れてしまった。目の前に飾られていたお釈迦様の絵がどんどんかすれ、意識も遠のいていく……。

 だが天に召される直前、ボクの耳には世界中にいるファンの女の子たちの声が聞こえてきた。

「そうだ……ボクは……このまま死ねないっ!」

 胸の奥に届いた女の子たちの熱い想い、それがボクに再び立ち上がる活力を与えてくれたんだっ!

 こうしてアクシデントはあったものの、無事に修行を終えたボクは1つの結論を出したのだ。

 やはり、ボクに出来る事は新しい旅行記を書く事ではないか?
 
しかも緩い旅ではなく、苦行とも呼べるハードな旅にしなくてはダメだっ!

 ではハードな事とは何だろう? ムチやロウソクで責め続けられる事か?

 ――いや、それではダメだ。もしかしたら新たなる快楽に目覚めてしまい、苦行にはならないかもしれない。

 ハードといえば、やはり人間の欲望が絶たれる事ではなかろうか? ちなみに人間の三大欲求は、食欲、性欲、睡眠欲だそうだ。

 よしっ、これを制限した旅にしようっ! ボクはそう決意した。

 まず性欲だが、これを絶ってしまっては旅行記そのものの根幹に影響するので除外した。やはりタイトルに『エッチでおバカ』と銘打っている以上、これがなければオハナシにならないのだ。

 それに『エッチでおバカ』でないボクの旅行記なんて面白くない。例えるなら、屋外で露出プレイ(青姦でも構わないが)をしているのに、場所が誰もいない山奥というのでは『誰かに見られるかもしれないというスリルや興奮』が得られないのと同じだ。納得してもらえたよね?

 次に食欲だが、こちらは制限出来る。もっとも、普段からヤっている鈍行列車の旅でもまともな食事はしていないので、大きな制限にはならない。

 大抵はコンビニのおにぎりやパン、よくて立ち食いソバぐらいだ。近くに店がない、あるいは営業時間外のため自動販売機の水やお茶だけで過ごす事も多い訳だ。だがとりあえず、制限の1つとして挙げておく。

 最後は睡眠欲だ。やはりこれを制限するには、深夜に運行している列車を選択しなければならない。しかし寝台やカーペットカーでは楽すぎる。列車の中で出会った女の子と気持ちいい事をしてしまうかもしれない。そう考えると、やはり普通座席でなければならない。

 そしてその全ての条件を満たす最適な列車が日本には存在するっ!

 そうっ、それが――

 夜行快速列車、ムーンライトなのだっ!

 ムーンライトとは、JRが運行している夜行列車である。かつては毎日運行(定期列車)されているものもあったが、現在では利用者の減少によって全てが臨時列車となってしまっている。しかも運転されている列車の種類・区間も縮小されているのだ。

 2009年12月現在で運行されているのは以下の3種類だ。

 ・ムーンライトながら(東京~大垣)
 ・ムーンライトえちご(新宿~新潟)
 ・ムーンライト信州(新宿~白馬など)

 しかし単に1種類だけに乗っても苦行とは言えない。やはり全ての列車に乗らなければならないだろう。日程はもちろん連続していないとダメだ。

 では旅立ちはいつにすべきか?

 次回の文学フリマは2010年5月23日の予定になっている。抽選に漏れなければその時に旅行記を発表する事になるだろう。

 選択肢は年末年始、春休み、ゴールデンウイークの三つ。しかしゴールデンウイークでは執筆時間が少ないので最初に除外した。春休みは旅をするにはいい季節だが、長期休暇が取れるか不明な上、苦行という流れには合わない。

 消去法で旅立ちは年末年始という事になった。

 うむっ、寒い中で列車の長時間待ち合わせなどは禊ぎの意味合いも込めて最適ではなかろうかっ! あぁ、もっとボクをイジメてっ! 痛めつけてぇっ!

 なお、別にボクはマゾではない――と思う。

 ここまで計画の基本が確定すれば、使用する乗車券は限られる。また、折角なので乗りつぶしていない線区に行こうという流れになるのも自然だろう。

 使用する乗車券についてはすんなりと『青春18きっぷ』に決まった。今回は〔ムーンライトながら(以後、列車名における“ムーンライト”はMLと表記)〕があるため、JR東日本だけでなくJR東海の区間も含まれる事になる。

 ちなみに、もしJR東日本のみであれば『JR北海道 乗りつぶしの旅』でも使用した『北海道&東日本パス』を選択していただろう。

 次に区間だが、なるべくならたくさんの区間を乗りつぶしたいと考え、地図を眺めて設定。ムーンライトの運行区間を考慮し、今回は南東北と中部を主体に乗りつぶす計画を立てた。

 なお、今回は当初から大糸線のJR西日本区間(糸魚川~南小谷)を含める事を決めていた。ここはすでに乗りつぶしているのだが、2010年の3月をもってこの線区から『キハ52形』が引退すると聞いていたからだ。

 古い車輌が好きなボクにとって、これは外せない。引退間近になると人が多くて嫌なので経路に含める事にした訳だ。

 このように計画が固まった一方、旅の根幹にあった問題がムーンライトの指定席券だった。どの列車も全車指定席なので、これが取れなければ計画そのものが破綻する。もっとも、素人であれば「快速列車の指定席なんかガラ空きだろ? 余裕だって!」と判断してしまうだろう。

 ――甘いっ、甘すぎるっ! コンペイトウよりも甘いっ!

 なぜならムーンライトの利用者は、年始にデパートの福袋を買おうとする客くらい多いのだ。特に〔MLながら〕の指定席券は非常に取りづらい。これは観光客だけでなく、ビジネス客の利用もあるためだ。だから発売とほぼ同時(始発駅基準で運転日の1か月前・午前10時)に売り切れる事も多い。

 結果としてムーンライトはいつもイモを洗うような混雑振りで、指定席券を持たずに客が乗ってしまって通路に溢れるといった事が日常茶飯事なのだ。

 もちろん、本当は指定席券がないと列車に乗ってはいけないのだが、車掌も料金を収受する事で黙認しているのが現状だ。

 ――つまり計画が決まった以上、もたもたしている暇はないっ!

 ボクはすぐに行動を開始した。幸い、以前は定期列車だった〔MLえちご〕と〔MLながら〕はネットで指定席を確保出来る。

 この時点で12月上旬。すでに指定席券の発売を開始して時間が経っていたため、満席も覚悟していた。しかし調べてみると〔MLえちご〕〔MLながら〕のどちらも特定の日は満席だったものの、多くの日はまだ残数があった。これには少し拍子抜けをしてしまった。

 ある意味、また『旅の女神様』のお導きなのかもしれない。彼女はいつもボクの味方だからっ! きっとマルス(指定席を管理しているシステム)を操作して席を確保していてくれたに違いない。

 普段は素っ気ない態度なのに、いざという時はきちんと導いてくれる。素直じゃないけど一途な想いを寄せてくれるそんな彼女が大好きさっ!

 おっと、もちろん好きの意味はlikeであってloveじゃないから、ファンの子も安心してねっ。

 なお、現実的に考えると今回の状況は帰省客の一部が高速道路割引による自動車へシフトしたからだろう。鉄道各社の営業収入が減っているというニュースをよく見るが、どうやらそれは本当らしい。フフフ、これはきっと今までボクたち貧乏旅行者を虐めてきた罰があたったのだぁ!

 泣けっ、喚けっ、土下座して許しを請うのだっ! ご主人様と呼べ、このメスブタがぁっ!

 ――どうだい? たまにはサディスティックなご主人様を演じたボクも、新鮮な感じがして興奮するでしょ?

 こうして〔MLえちご〕と〔MLながら〕の指定席は確保した。問題となるのは〔ML信州〕だ。この列車は設定された当初から臨時列車だったため、ネットで席を確保する事が出来ない。

 もっとも、この列車だけは他のムーンライトに比べて利用者は少ないため、不安は大きくなかった。事実、数日後に駅で指定席券を購入したのだが、席の選択が自由自在だった。こうして指定席券は無事に全て確保した。

 それにより経路も次のように確定した。

【12月26日】
 ・新宿23時54分発の臨時夜行快速〔ML信州81号〕で白馬へ。
【12月27日】
 ・白馬から大糸線と篠ノ井線を南下し塩尻へ。
 ・塩尻から中央本線辰野支線で辰野、さらに飯田線で豊橋へ。
 ・豊橋から東海道本線で岐阜へ。
 ・岐阜から高山本線と太多線を経由して多治見へ。
 ・多治見から中央本線で金山へ。
 ・金山から東海道本線と武豊線で武豊へ行き、折り返して大府に戻る。
 ・大府から東海道本線で豊橋へ。
【12月28日】
 ・豊橋0時17分発の臨時夜行快速〔MLながら〕で東京へ。
 ・休養後、新宿23時10分発の臨時夜行快速〔MLえちご〕で長岡へ。
【12月29日】
 ・長岡から信越本線と上越線を経由して越後川口へ。
 ・越後川口から飯山線で豊野へ。
 ・豊野から信越本線と北陸本線で糸魚川へ。
 ・糸魚川から大糸線と篠ノ井線、中央本線で新宿へ。
【12月30日】
 ・上野から東北本線で仙台へ。
 ・仙台から仙山線と奥羽本線で山形へ。
 ・山形から奥羽本線と左沢線で左沢へ行き、折り返して米沢へ。
 ・米沢から米坂線と羽越本線、白新線で新潟へ。
 ・新潟21時10分発の臨時夜行快速〔MLえちご〕で新宿へ。
【12月31日】
 ・新宿から帰宅。

 ――こうして0泊6日 夜行快速の旅は動き始めたのである。

 

 いかがでしょうか? ここは序章なのでまだ大人なしめの内容になっていますが、これからエッチでおバカになっていきます。続きは実際に会場でご覧下さい。

 立ち読み・冷やかし大歓迎ですので、ぜひブース(N-6)へお越し下さい。詳しい出展内容は一つ前の記事をご覧下さい。 

以上です。本日もご来店、ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。

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2010年5月 2日 (日)

第十回文学フリマ 出展情報 その2:Ver.3

 本日もご来店、ありがとうございます。

 第十回文学フリマへの出展情報 その2です。現時点での状況などを含めて出展内容をご紹介いたします。

 なお、4月28日、5月2日に情報を追加しました。

 

【第十回文学フリマ】

開催日時:2010年5月23日(日曜日)11時から16時まで

場所:東京・大田区(蒲田)の大田区産業プラザPio

なお、入場料はかかりません(無料です)。

最寄り駅:京急本線・京急蒲田(徒歩3分)、JR京浜東北線・蒲田(徒歩13分)、東急多摩川線/池上線・蒲田(徒歩15分)

なお、蒲田と京急蒲田は離れておりますので、徒歩がイヤだという方は京急バス(当該区間の運賃・現金で支払う場合のみ100円です。ICカードなどは通常料金です)をご利用下さい。

『そよ風文芸食堂』のブース:N-6(会場に入って左にある、壁側の通路を直進。出口へ直進できる通路で右に曲がってください)

主催者発表の情報で変更がありましたので、お間違いのないようにお願いいたします。

出展物:今回は以下のラインナップとなっています。マークが付いているものは新刊です。詳細については、←カテゴリの『出版物案内にまとめてありますので、そちらもご覧下さい。

 

Mlryokouki_6・ちょっぴりエッチで かな~りおバカな 0泊6日!? 夜行快速旅行記

 夜行快速列車〔ムーンライトえちご・ながら・信州〕の3種類を中心に、鈍行列車(一部優等列車)で南東北~中部地方を乗りつぶした旅行記です。ムーンライトのほか、大糸線キハ52形、急行〔能登〕などの写真もあります。

 前作に比べ、エッチ度&おバカ度がアップ? しています。また、今回はちょっとだけ真面目に哲学もしてみました。

 旅行記となっていますが、読み物としても楽しめます。ニヤけずにご覧下さい!
 各種データや旅のヒントも満載です。鉄ちゃんも一般の方も、そして読書好きの人も楽しめる内容になっています。

Otoku10・2010年初夏版 文学フリマ参加者のための『お得な乗車券』ガイド

 文学フリマ会場のある蒲田(京急蒲田)まで行くのにお得な乗車券を紹介。地方発の乗車券を増補しました。なお、2010年3月に鉄道・バス数社のお得な乗車券類に改訂がありました。それにも対応しています。

 一部の駅を発地として例に挙げ、実際の使用例を乗り継ぎ時刻と共に収録しています。

Himitu001・???

 購入者特典を別に企画していますが、こちらは2冊以上買っていただいた方への特別特典です。無くなり次第、終了します。

 これだけ欲しいという方には有料で販売します。でもあくまでも『特典』なので内容はあまり期待しないで下さい。詳しい内容は実際に会場で!

 

03・そよ風通信・第3号

 出展内容をご紹介する新聞です。無料配布しますが、数に限りがございますのでお早めにどうぞ。会場のチラシコーナーにも少しだけ置く予定です。

 

 

Ryokouki001 ・(既刊) ちょっぴりエッチで かな~りおバカなJR北海道乗りつぶし旅行記【第二版】

 第九回文学フリマで発表したものです。

 内容は、東京~北海道内を鈍行列車を乗り継いで旅をした記録です。旅行記となっていますが、読み物としても楽しめます。ニヤけずにご覧下さい!
 各種データや旅のヒントも満載です。鉄ちゃんも一般の方も、そして読書好きの人も楽しめる内容になっています。

 第九回文学フリマでは、大好評につきすぐに完売してしまいましたので、第二版を制作しました。ボリュームが僅かに増えています(ホントに少しですケド……)。ただし、今回も発行部数は少なめなので、ご購入の方はお早めにどうぞ。 

Siaran02

・(既刊) しあわせランチボックス・第二食

 第九回文学フリマで発表したものです。
 『しあわせ』をテーマにした短編・掌編小説集の新刊です。今回は三つの『ほのぼの・ほんわかストーリー』を詰め込んでいます。

 こちらは在庫僅少となっております。なくなり次第、終了です。リクエストがない限りは制作いたしませんので、興味のある方はお早めに。

 

Siaran001 ・(既刊) しあわせランチボックス・第一食

 春の文学フリマ2008で発表したものです。小部数ですが、再販売いたします。

 『ほのぼの・ほんわかストーリー』が凝縮された一品です。

 

 

 なお、既刊は会場の『立ち読みコーナー』には置けません。ご覧になりたい方はブースまでお越し下さい。

 

 ブースには世話人である私が参ります。当日は色々な話題で語り合いましょう。ブログや出版物には書けなかった話などもしちゃうかもしれませんヨ♪

 なお、ささやかなものではありますが、先着で購入者特典をご用意しています。

 冷やかし大歓迎、立ち読み大歓迎ですのでぜひお越し下さい! 皆様のご来店をお待ちしておりますっ!

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