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2020年11月24日 (火)

第三十一回文学フリマ東京の御礼とご報告

 いらっしゃいませっ! 支店長の湯浅でございます。

 

 2020年11月22日に東京・大田区の東京流通センターにて第三十一回文学フリマ東京が開催され、『そよ風文芸食堂』のブースにはたくさんの方にお越しいただきました。ありがとうございます!

 

 まずは全ての参加者・関係者の皆様に御礼を申し上げます。
 特に今回はコロナ禍という難しい社会状況の中、お互いに協力や気遣いをしながら開催をすることが出来ました。創作という文化を継続していくためにも、私も可能な限りの努力を続けて参りますので、これからもよろしくお願いいたします。

 本をお買い上げいただいた方、ありがとうございます。制作には全力を注ぎ、研鑽を重ねております。読者の皆様に少しでも楽しんでいただけたら幸いでございます。

 立ち読みや雑談をしていただいた方、ありがとうございます。貴重なお時間をいただき、大変恐縮でございます。
 色々と話のネタを仕入れておきますので、ぜひまたお気軽にお立ち寄りください。

 

 なお、今回はこの社会状況ですから来場者の方は少ないだろうと予測し、作品の種類と搬入数を減らして参加させていただきました。
 ただ、私の想定を超える数の皆様にブースにお越しいただき、開始して間もなく多数の作品が完売となってしまいました。結果、お買い求めいただけなかった方をたくさん出してしまい、大変申し訳がありません。次回の出展時に増刷または新版を制作しますので、お許しください。

 

 では、当日の私についてお話しします。

 

 今回は新型コロナ感染症対策ということで出展者向け開場時間がいつもよりも30分遅い10時30分、一般来場者向けの開場時間は12時00分でした(通常時の出展者向け開場時間は10時00分、一般来場者向け開場時間は11時00分)。
 一方、都内各所では9時00分頃から災害時訓練ということで交通規制がおこなわれるため、道路渋滞が発生することを考えて自宅を出た時間はいつもと同じでした。路線バスでの移動が主体の私にとっては、余裕を持っての移動が必須ですからね。

 ただ、移動している時、道路渋滞に巻き込まれたとしても大幅に遅れることはなさそうだと分かったので、時間調整のために途中で経路を変更。大門駅から都営バスの浜95系統に乗り継ぎ、品川駅港南口へ向かいました。実はこのルートだと重い荷物を持って歩く距離を減らせるんですよ。
 そこから先はいつもと同じように品98甲系統で大田市場北へ行き、徒歩で東京流通センターまで移動しました。ちなみに品98甲系統はいつも車内が混雑しているのですが、今回は通勤時間帯から少しはずれたからなのか、空いていたんですよね。意外な発見です。

 

 東京流通センターに到着後はスロープを上がって第一展示場へ入ります。こちらの方がスムーズに入れるような気がしますが、雨など悪天候の時は大変かもしれません。文学フリマの開催日は雨が降ることが多いので、今回はそうでなくて良かったですね。

202011230012  そして入口では検温と接触確認アプリCOCOAの確認。私は未だにガラケーなので連絡先を書いたココアを提示(鍵付きの箱に入れる)して入ることとなりました。はい、ココアシガレットの空き箱を加工してあります。裏に連絡先が書いてあります。ちょっしたシャレです。

 なお、ココア繋がりということで、今回は作品をお買い求めいただいた皆様に先着でココアシガレットをオマケで差し上げました。
 それにしても、私がココアシガレットを購入したお店の店員さんには『この人、何十個もココアシガレットを買ったけど、よっぽど好きなのかな?』と思われたかもしれませんね。

 

 さて、今回のブースの位置は壁沿いということで、ついにそよ風文芸食堂も壁サークルです。でも文学フリマの壁サークルとかお誕生日席とかは、大手というわけではなくジャンルなどで割り当てられるのでコミックマーケットなどでのそれとは意味が異なります。たまたま今回はノンフィクションが壁沿いになったというだけです。

 いずれにしても、後ろを気にする必要がないというのはありがたいですね。背後から刺客に襲われるということがないですし。ほら、私は極秘裏に組織された世界賢人会議のメンバーなので、誰に命を狙われてもおかしくないので。
 ――はい、命を狙われるのはおかしくないかもしれないけど、頭はおかしいだろというツッコミはしないように!

 

20201123003  で、入場後はブースの設営。いつもと違うのは机にチラシ類が一切ないということでした。カタログの配布もありませんし、少し寂しい気もします。

 また、接触機会を減らすため、回転什器『回什くん2号』はお休みとなりました。せっかく改造したのに未だに出番がありません。このままだとデビューの機会がないままさらに改造を加え『回什くん3号』になってしまうかも……。

 その代わり、改良を加えた立体什器や新規で制作したブースの展示物はデビューです。

 まずはコイントレー。こちらは折りたたみが出来るので持ち運びに場所を取りません。中央には今はなき寝台特急〔北斗星〕のヘッドマークが配置されています。イメージとしては牽引機だったEH510形っぽい感じでしょうか。

 駅名板POPはいつものようにお隣のサークル名が入ってます。

 ちなみにこうしたハンドメイドに関して、同日に隣の会場で開催された『ホビーラウンド』というイベントから見に来たという方と開場後にお話しさせていただきました。こういうのもご縁ですよね。

 

20201123004  さらにこの難しい社会状況でもご来場いただく皆様に少しでもお楽しみいただこうと、鉄道模型の自動往復運転を実施しました。車両はいくつか持っていったのですが、イベント開催中は交換するタイミングがあまりなくて123系(辰野支線のミニエコー)を主体に運用してました。というのも、ラインナップの中で一番目立つカラーリングと大きさだったんですよ。

 一応、都電荒川線、阪堺電車、上毛電鉄、三陸鉄道、キハ28・58がありましたが、次の出展時に実施する場合は荷物を減らすために持っていく車両を厳選するかもしれません。あるいは別の車両へ変える可能性もあります。

 なお、電源は乾電池を使用しておりました。そして稼働時間がどれくらいか読めなかったので、予備の乾電池を大量に持っていっておりました。結果、最後まで交換せずに済み、次回からは予備電池を減らそうと思います。重いですし……。

 

20201123005 20201123006  そのほか、フェイスシールド代わりに持っていったひょっとこのお面&みたらし団子(食品サンプル)という鋼鐵塚さんセットやツインビーのベルがあったのですが、こちらの企画は不完全燃焼で終わりました。

「よくも折ったな、俺の心を! よくもよくもぉ!! 許さない! 万死に値するぅ!」(CVは浪●大輔さんほか、ご自由に脳内再生してください)

 ――ということは、1ピコメートルも考えていないのでご安心ください♪

 

202011230022  ブースの設営中には取材の方が写真を撮影していきましたが、まぁ使われないでしょうね。うちのブースはアレなもんで……。

 その後、12時00分になって一般来場者向けに開場。今回は入場時間帯を示すステッカーが一般来場者の皆様に貼られていました。人数が増えるとそのステッカーに記されているアルファベットによって入場制限がおこなわれるみたいです(開場時間中にアナウンスがありました)。

 なお、今回の傾向としては、12時00分~13時00分の1時間にドカッと一気に皆様がブースにいらっしゃいました。いつもはまったりと断続的に皆様がいらっしゃるのですが。また、前述したように今回は搬入数を絞った関係で、早い段階で完売となる作品を多数出してしまいました。申し訳ありません。

 というわけで、特別区のコミュニティバスや関東渡船、大阪渡船の本は特にあっという間になくなってしまいました。次回出展時には増刷しますのでお許しください。

 

 では、ブースにいらっしゃった方について、何人かご紹介いたします。まずは旅行記をたくさんご予約いただいた方。ありがとうございます。以前にお買い求めになった本が面白かったとおっしゃっていただき、嬉しく思っております。今後もご期待に添える作品を作り続けていく所存です。

 

 次はツイッターやWEBカタログ、ブログ支店などでチェックしていただいた皆様。ありがとうございます。その皆様に関しては、大阪市営渡船や関東渡船の本をお求めの方が多い印象でした。結果論となってしまいますが、今回は搬入数が少なすぎたかもしれません。今回は来場者数の見通しが付かず、減らした次第です。次は通常通りの数を増刷します。

 なお、事前にご連絡いただければお取り置きしますので、確実に手に入れたい方はメールやツイッターなどでお知らせください。

 

 常連の皆様もお見えになりました。以前にお隣のブースだった皆様にも足をお運びいただきました。いつもありがとうございます。今後もお互いに頑張っていきましょう!

 

20191209007  交通関係の方や初めて文学フリマにいらっしゃったという方など、様々な皆様もいらっしゃいました。色々と情報交換をさせていただきまして、ありがとうございます。

 あ、その際にちょっと私の記憶が曖昧で、間違った話をしていたかもしれません。話の中で乗った路線バスは左の写真のやつです。茂原駅~ロングウッドステーション~ちはら台駅(入口)の乗り継ぎをしたのが正当でございます。

 また、英語版の本についての話をした方がいらっしゃったのですが、記録を確認すると日本人でも何人か購入なさっている方がいらっしゃいました。

 どうも感情が高ぶっていて、私の頭が正常に働いていなかったようで、申し訳ありません。

 旅行記の取材地に縁のある皆様もいらっしゃいました。その土地の魅力を再発見したいただけたり、懐かしんでいただけたりしたら嬉しく思います。

 いくつか作品に関するリクエストもいただきました。実はその中にはすでに制作が進行しているものもありまして、来春には発行できるようにしたいと思っています。

 作品に関してもお褒めいただく方がいらっしゃるなど、嬉しく思っております。皆様のお言葉をパワーに変えて、今後も頑張っていきます。

 さらに今回はトラベルゲームブックをたくさんの方にご覧いただけたのが嬉しかったです。ゲームブックや小説集はいつも旅行記に埋もれてしまっているので、それらの反応が大きいと嬉しさもひとしおですね。

 

 さて、会場内の様子ですが、個人的な印象としてはいつもと変わらないくらいに盛況だったような気がします。公式発表では来場者数がいつもの半分程度ということですが。ただ、年代としてはご高齢の方やお子様はいつもより少なかったと思います(個人の感想です)。

 ブースにいらっしゃった皆様の男女比は6:4くらいでした。前回と比べて女性の割合が高かった感じです。

 こうして17時となりイベントは終了。帰りも大田市場北まで歩き、そこから都営バスを使って帰宅した次第です。
 ちなみにその際、大田市場の付近では上空の低い位置を飛行機がたくさん飛んでおりました。飛行ルートが変わった影響でしょうか? バスを待つ間、それを眺めてました。

 

013  それでは今回のご報告です。

 新刊は群馬県前橋市のコミュニティバスを使い、前橋市のディープなスポットをご紹介&コミュニティバスのデータをまとめた『群馬県前橋市コミュニティバス旅行記』、東京のコミュニティバスのデータを路線ごとにまとめた『東京都コミュニティバス全路線データブック~特別区編~』と『北多摩編』の計3種類でした。

  

 今回は以下の作品が完売となりました(事前に予約いただいていた作品を除く)。

・2020年上半期版 東京都コミュニティバス全路線データブック ~特別区編~

・大阪市営渡船旅行記

・渡船が結ぶもの ~関東に残る渡し船の記録~

・東京21区81路線! コミュニティバス旅行記

・東京特別区&三多摩 17区市町村63路線! コミュニティバス旅行記

・楽しい1日乗車券外伝! 隅田川七福神巡り旅行記

・たまたま? たまに! 多摩地域 都バス旅行記

・関東3都県 モノレール旅行記

・新装版 ぐるり環七&多摩 路線バス旅行記

・トラベルゲームブック ヤンデレ彼女の追跡大作戦

・茨城県日立市 大甕神社&自動運転バス旅行記

 

 なお、総部数は前回出展時(第二十九回文学フリマ東京/なお、第三十回はイベントが中止となっております)とほぼ同程度となりました。
 この関係もあって、イベント全体として参加者が減ったという印象がなかったのかもしれません。

 

 

 さて、次の出展ですが、2021年上半期としては文学フリマ前橋、コミックマーケット99、文学フリマ東京を予定しています。ただし、社会状況などにより開催されるかどうかは不透明ですので、ご承知おきください。また、文学フリマ前橋が中止となった場合、文学フリマ岩手に参加する可能性があります。ほかにも追加で参加するイベントがあるかもしれません。

 下半期の予定は未定ですが、いくつか考えているものがあります。

 イベント参加の詳細に関しては、参加が確定しましたらブログ支店やツイッターなどでお知らせします。

 

 次回の更新は12月中の予定です。近況報告をします。

 本日もご来店いただき、ありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。

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